ヒト起源について-20

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>「一番の中心テーマに触れぬまま、議論されるのはその周辺の、私からすると瑣末な問題ばかり。」
だとか大見えを切っておいて、ちょっと撫でられたらいきなり遁走ですかああそうですか。

そう言う意味で「収束宣言」を出した訳では有りません。私からすれば既に水掛け論のような感じに受け止められ、「そろそろかな」と思ったからのことです。

    

 

「終息宣言」をしたにも関わらず、今回又書き込みをしたのは、nnさん、tnさんらのご指摘を受け、改めて「若しかしたら、前適応に関する私の 理解が間違っていたのでは?」との思いに至り、だとすればこのまま、頬かむりで遁走する訳には行かないだろう、何らかのけじめが必要であろう、と思ったか らのことです。

私は「前適応」については次のように考えておりました。
今回特に、ヒトの直立二足歩行に関して、ブラキエーション が中心問題になった、と言うことも有りますが、要するに、或る進化的行動(今回の場合、直立二足歩行)が発達するに先立ち、別の目的で発達させていた「行動とそれに伴う形質の変化」(例えば今回の場合、ブラキエーション)程度の理解でした。要するに行動が念頭にありました。
その「プレ行動」が有れば、確かに進化を促進することにはなるが、仮にその「プレ行動」を発展させていなくても、淘汰圧が働けばその方向に進化は進む、と。

しかし、どうも「前適応」とは、もう少し幅広い概念、と言うか、形質を差すもののようですね。
「前適応が無くても、淘汰圧が働けばその方向に進化が進む」と言う私の主張は、ナンセンスな言い方だったのかも知れません。

急遽ネットやらで見ているだけなので、未だ充分な理解に至っては居ませんが、いずれにしても不確かな知識を元に、失礼な論難を繰り返した皆さんに、特に、MKさん、TMさんには、深くお詫びします。

前適応についての理解が不確かであったことについては、率直に認め、お詫びをしますが、ただ、ヒトの直立二足歩行にあたって、前適応がその前提として有るこ とを認めるにしても、あまり事情を左右する要件になるものでは無いだろう、と言う、従来の考えに変わりは有りません。


    

 

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このページは、雄が2007年9月 5日 08:46に書いたブログ記事です。

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