RE 横レスは迷惑のようですがー直立二足歩行の出典

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wjさん

>>そしてこれは私だけの主張で無く、現代進化人類学の(殆ど)定説ですよ。

>とのことですが、...ごめんなさい、wjにはどうも素直に信じられないのですよ。いえ、wjの進化人類学に関する知識は雄さんにはとても及びません。それは素直に認めます。しかしどうしても、この主張は論理的におかしい気がしてしまう。
>具体的に書名、著者名などを挙げて頂けると助かります。直接引用していただけると、手間が省けてさらに嬉しいですけど...。

 

家庭が貧乏な私は本を全て買って読む訳に行かず、大半の書籍は図書館からの物で、今手元に有りませんが、取りあえず手元に有る自分の書籍から.........、

  • 岩波生物学辞典
    1158ページ
    『結局のところ、ヒトは直立二足歩行を行うこと、そしてヒト特有の文化を持つことで類人猿とは区別される』
  • 「最初のヒト」アン・ギボンズ著 新書館
    400ページに渡る全ての内容が、『直立二足歩行=最初のヒト』を当然の前提として、その痕跡を探す化石ハンターのドキュメント、及びヒトの定義など。
  • 「人類進化99の謎」河合信和著 文藝春秋
    17ページ
    『脳の拡大は人類史でもずっと後のことで、直立二足歩行こそが人類の特徴であり.........』
  • 生命150億年の旅 湯浅精二著 新日本新書
    208ページ
    『大切なことは脳容積がかってに大きくなった生物がヒトでは無く、脳容積を大きくしたのがヒトなのです。つまりホモ・エレクトス(雄・注、今はもっと古い ヒトが発見済み)の時代から、足を発達させました。自由になった手は道具を作り利用するようになりました。その結果として脳が発達して来た訳です』
  • 人類の起源論争 エレイン・モーガン著 どうぶつ社
    37ページ
    『2足歩行を常時行っていると言う点が、ゴリラやチンパンジーなどアフリカの類人猿たちと人間を掛ける基本的な違いであることに、異存の有る人はいないだろう』
  • 赤の女王 マット・リドレー著 翔泳新書
    6ページ
    『人間の本性もまた、社会性を持ち、2足歩行する類人猿の特性から進化して来たのではないだろうか』

 

以下はネット上から。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B4%E7%AB%8B%E4%BA%8C%E8%B6%B3%E6%AD%A9%E8%A1%8C
ヒトの歩行の発生と発展
ヒトと、その祖先であるサル(類人猿)は、生物学的には直立二足歩行ができるか否かによって区別される。

http://www.nagaitosiya.com/b/aquatic_ape.html
ヒトの種差は、実はもっと地味な属性、「直立二足歩行する哺乳類」あるいは「体毛のない霊長類」などである。だから、ヒトはいかにして類人猿から分かれてヒトとなったのかを説明するには、ヒトはいかにしてこれらの属性を獲得するようになったのかを説明しなければならない。

http://www.hus.osaka-u.ac.jp/kiyo/file/29/29-05_hira.pdf
言うまでもなく、ヒトの生物学的特徴で最も重要なものの一つは常習的な直立二足歩行で有る。そのようなロコモーションをする生物はヒト以外におらず、(中略)
直立二足姿勢・歩行を獲得したことにより、ヒトの手はロコモーションから解放され専ら対象物の操作などに用いられ得るようになり、喉頭の位置が下がった喉 の構造は多様な音を用いた音声言語を可能とし、鉛直な脊柱の上でバランス良く納まった脳は四足姿勢下では支えられない重さにまで増大することが可能になっ た。

http://questionbox.jp.msn.com/qa1279043.html
人間が手を使えるようになったのは、「二足歩行」で手が自由になったことと、「直立歩行」で脳を大きくすることが可能になったからです。手が自由になっても、脳が発達しなければそれを使うことはできません。
人間が手を使えるようになった理由に就いては、ほとんどの生物の教科書でこのように説明されているはずです。

http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0708/17/news024.html
人間は直立二足歩行をすることで一気に進化したと言われていますが、

ニュアンスの違いは兎も角、幾つか挙げて見ました。その他探せば幾らでも出て来ますが。
そもそも「イーストサイド・ストーリー」「サバンナ説」「アクア説」「森林説」等、全ては、直立二足歩行の獲得の契機とそのメカニズムに対する仮説ですよ。
「直立二足歩行=ヒトへの分岐」を当然の前提としていなかったら、成り立たないことじゃないですか?
上記の説は、一体何を証明しようとしたものだと思いますか?

又実際、ティム・ホワイト隊のアルディ。ドン・ジョハンソンのルーシー、ミシェル・ブルネのサヘラントロプス(トゥーマイ)、ピクフォードとセヌのオロリン。メアリー・リーキー発見のラエトリ足跡化石等などは、言わばその答えです。
他に何が無くても直立二足歩行の痕跡だけで、その持ち主はヒトだとされる訳です。足跡化石などその典型ですね。

 

>しかしどうしても、この主張は論理的におかしい気がしてしまう

根拠を示しながらの主張に対し、実は単なる「印象」だけで批判・反論されるのが一番困るのです。全く正反対の主張でも、根拠を示しながらの反論ならそれに対抗することが出来ます。その「根拠」を崩せば済むことですからね。

wjさんが単に私の主張への批判だけでなく、本当に自分自身納得したいと言うことで有れば、人類起源に関する書籍、論文、ネット等で「直立二足歩 行=ヒトへの分岐」を否定、或いは、ヒト起源を別の要因で説明している仮説を、wjさん自身探してここに紹介してもらうことです。多分徒労に終わる と思いますけどね。
wjさん本人の、根拠を示しながらの仮説でも構いませんよ。そうすれば噛み合った議論になるでしょう。

或いは上記書籍の中で「最初のヒト」を通して読んでみて下さい。
読み終わった時に、未だ「しかしどうしても、この主張は論理的におかしい気がしてしまう。」と言うことでしたら、又その時点で書き込んで下さい。何故おかしい気がするか、それを具体的に。

 

>論理的にものごとを考える人であれば、(中略)
>>「『直立二足歩行』無しには道具も、おそらく音声言語も、従って概念的思考も高度な文明社会も有り得なかった。」
>とまでは、あまり言わないと思うんですけどね。だって証明しようがないもの。

それは証明しようが有りませんね。
最初の生命も、恐竜の絶滅も、そもそもここまでの生物進化も。或いはビッグバンも、誰も見た者はいないのですから。
でもその言い方、なんだか、進化論に対する創造論者の言い分のように聞こえませんか。ビッグバンについても同じような言い方をしますか?

気の遠くなるような執念と運とで発見される化石(この点でも是非上記「最初のヒト」をお読み下さい)、及び分子による検証などに基づき、「論理的に考えて」出されている進化人類学の到達点を、私はそれぞれの時点で自分なりの判断も加えて「確信」としますけどね。
taさんが紹介してくれた、新しい発見等も、その都度参考にしながら。
繰り返しますが、相手の主張が論理的におかしいと思ったら、その中身を具体的に、根拠を持って反論すべきでしょう。

>因みに、化石から直立二足歩行をしていたかどうか定かではなくても、人類に分類されることはあるみたいですよ。

具体例をお示しください。
確かに直立二足歩行が確認されず、「歯」で分類されている例も有ります。
その場合「デンタルホミニド」に過ぎない、と言った言い方がされ、引き続き直立二足歩行の証拠を見つける為、その周りを必死で探す筈です。アルディもそう言う経過を経て発見された「ヒト」です。
歯と直立二足歩行の痕跡が、若し矛盾する時、文句なしに直立二足歩行が優先されるでしょう。

それと私はここで、ヒトの系統を論じていたのではない、と言うことです。歯にしろ脳容量にしろ系統分類には大事な指標でしょうが、それは人間化の結果であってその原因では有りません。
犬歯が小さくなったから、それを契機として共通祖先から分岐し、道具を使い、音声言語を獲得した訳では有りませんからね。

 

※ 後日(2011/1/8)記
こちらが幾ら根拠・出典を挙げて説明しても、それで納得はしない。かと言って具体的な反論も出来ず。結局自分の「印象」を優先するのみ。それでいて議論の不成立を相手のせいにしてしまう。
しかも自分たちは「科学」的思考の持ち主だと自任している。
現実を直視できなくて、何が「科学」なのだろう。少なくとも批判が有った時、具体的な反論が出来ずに科学だの批判だの、言う資格が有るのだろうか。

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このページは、雄が2010年5月 9日 16:37に書いたブログ記事です。

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