>最古の人類の足跡は火山灰についていた(水中ではなく陸上を歩いていた)
メアリー・リーキーが発見したラエトリの、アウストラロピテクス・アファレンシスの足跡化石は、おそらく世界で最も貴重で有名な足跡でしょう。ドン・ジョハンソンが1974年に発見した同種の全身化石ルーシーと並んで、ヒトの直立二足歩行を最初に決定付けたものです。
特にチンプと同程度の脳容量だと推測されるアファレンシスによるこの足跡は、「ヒトは脳容量の増大に先立って先ず直立二足歩行を獲得した」ことを明らかにした点で、人類史を見直す程の意義が有ったと思われます。
そしてmkさんの仰るように、確かにこのアファレンシスは長い間「最古の人類(ルーシーは318万年前と言われる)」の地位を保っていました。
しかし、1992年、諏訪元、ティム・ホワイト等のラミダス発見以来、上記したような更に古い人骨化石の発見が相次いでいます。トゥーマイからすれば、アファレンシスでさえ中間地点です。
「最初のヒト」が、例えば今の100倍も広かったチャド湖で直立二足歩行を獲得し、その後水が引けた後でも、おそらく道具を使ったり作製したりと言うことを主 な理由として、引き続き二足歩行を維持・洗練させてゆくその過程で、ラエトリの火山灰の上にアファレンシスの家族が足跡を残したとしても、少しも不思議で はありません。
>特に【水辺・水中を歩いていたなら湖底の足跡の化石が多く残るはず】だが
本当にそう思われますか?
上記NHK番組の中でも触れていますが水の中は浮力が働きます。それが直立姿勢への移行を無理なく説明する根拠になっているのですが、恐竜はいざ知らず、ヒトの体重で湖底に足跡が多く残るとは、私には到底考えられません。
仮に残ったとしても歩く後から水で崩れてゆくでしょう。それは湖底でなく水際でも同じことです。海水浴に行った際のご自分の足跡の運命を考えれば、直ぐお分かりになるでしょう。
更に化石になるにはその上に土砂が堆積することが必要です。
ラエトリの足跡が化石として奇跡的に残ったのは、火山灰が降り注いだ後雨が降り、粘土状になっていたからです。そして足跡が残った直後に又火山灰が降り注いだ為だと見られています。
アクア説批判は多いに結構だとして、「科学的に支持されない」根拠としては些か苦しいと思われますが。
※ 「水底足跡化石」など、現実から遊離した本当に頭の中だけでの「脳内おとぎ話」を、何故発想したり主張できるのだろう?
如何に観念論に毒されているか、如実に示す「主張」。
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