アルディ

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RE mnさん

>雄さん もっと顔出してくださいな

重ねがさね有難うございます。
いや、特に意識的に顔出しを控えていた訳では有りませんが、なにぶん人間が未だ出来ていないものですから直ぐカッとなって、各位に失礼な書き込みになってしまいます。

 

それはそれとして.........、
最近のトピックスでの一番の関心事は「アルディ」です。
http://jinmei.hp.infoseek.co.jp/ramidus.html

...と言って、英文の論文を読み下せない私は、新聞報道やWebサイト報道での範囲で後追いしているに過ぎないのですが。

1992年、ティム・ホワイト隊の諏訪元(当時大学院生)氏が、上あごの第3大臼歯の化石を発見したことは承知していました。そしてアウストラロピテクス属とは別にアルディピテクス属を新設した訳です。

 

しかしその後、今回の発表に繋がる、何よりも同一個体と思われるほぼ全身の骨格化石が発見されているとは、全く知りませんでした。
化石は要するに身体の片側が有れば、反対側を相互に補完できるので、写真を見る限り、ドン・ジョハンソンの、あの有名なルーシー以上の骨が揃っているような印象です。すごいですね。

最初の発見以来、今日までの15年以上の未公表は、実は大分批判も有ったようです。言ってみれば「他人の発見は知りたがるが、自分の発見は隠している」......と。
特に、オロリンの発見者であるM・ピクフォード、B・セヌ辺りから。

そう言った批判を退けて、何より「事実」を真摯に追い求めたホワイト隊の、今回の復元モデルを含めた発表に多いに敬意を表するものです。

これでいわゆる「サバンナ説」、それを洗練化した「イーストサイド・ストーリー」の破綻の確定と、それを前提としたあらゆる「直立二足歩行」起源説の破綻も又、確定したことになります。

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このページは、雄が2010年2月 7日 09:36に書いたブログ記事です。

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