ヒト起源について-29

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>>上記NHK番組の中でも触れていますが水の中は浮力が働きます。
>それでもサバンナよりはずっと足跡が残りやすいですよ?

私はmkさんの「特に【水辺・水中を歩いていたなら湖底の足跡の化石が多く残るはず】だが」に反論しただけです。

    

 

残るかどうか?、と言う話になれば絶対に残らないとは言い切れないでしょうね。現にラエトリでは残った訳ですから。
それにどう言う条件が重なったのか非常に興味が有りますが、ゴカイの痕跡化石まである、と言うことですからね。
ただ今後若し、万が一他に発見されることが有るとしても、それは湖底ではなく、次もやはり陸上でしょう。サバンナにも湿地は有るだろうし、森の中にも有るでしょうから。

それでも実際には、唯一発見されているのが偶然な条件に恵まれたラエトリなのであって、それだけ奇跡的な現象が、水の中の湖底で残るとは到底考えられない、と言うのが私の見解でした。
つまり湖底の足跡化石が残っていないことをもって、アクア説の反論にはなりませんよ、と言いたかっただけです。

それにmkさんは「足跡化石」について、物凄く簡単に考えていませんか?
ラエトリの化石は、ヒトの歩行の決定的な証拠となり、「頭が先か足が先か」の決着を付けるほどの大発見でした(尤も発見者であるメアリー・リーキーの夫で、リーキー一家の長、ルイスは最後まで「頭が先」に固執していたようですが)。
歩行と言うことに関しては骨盤や大腿骨の化石以上に直接的な証拠であり、多くの情報を与えてくれるでしょう。

例えばラミダスは、主に歯と顎骨が中心で、大腿骨や骨盤の化石は発見されていない筈です。
トゥーマイは頭骨だけです。
それでも古人類学者はその情報からヒトだと同定し、直立二足歩行に歩き始めていたと推定するだけの大発見になる訳です。

そんな時代の「湖底の足跡の化石が多く残」っていたとしたら、進化人類学全体が仰天して、狂喜乱舞する事態になることでしょう。それは別に湖底でなくとも同じことです。
今までに発掘されたどの化石さえもしのぐ程の大発見になるかも知れません。

mkさん、一度トライして見たら如何ですか。
一夜で世界中から公演の依頼が殺到しますよ。

    

 

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このページは、雄が2008年1月10日 10:31に書いたブログ記事です。

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