ヒト そのほか

| コメント(0) | トラックバック(0)

RE gbさん

>>「それは人間が道具を使って生きる道に踏み出したからだ、と。その基礎は直立二足歩行ですが。」これに尽きます。

>ここで、当初の
>>生物学の枠内で、ヒト社会とチンパンジーの群れの「差異」は説明できない

>に戻ります。
>ヒトとは社会的な存在である、という思想から出発してません?

 

ここで結局又、振り出しに戻りますね。

 

もう私も長々と繰り返すことはしませんが、「道具」「言葉」そして「思考」、どれもチンパンジーだけでなく、広く霊長類、カラス、言葉についてはイルカやクジラなどに、萌芽的な形で見られることを、全然否定していませんよ。
それに何ごとも、ゼロからの出発は難しく、共通祖先が持っていたであろう、それら萌芽的なものを連続として引き継ぎながら、しかし質的な飛躍をしたのが人間社会だ、と言うのが元々の私の主張ですからね。

 

gbさんが......、

>雄さんも強調する「ヒトならではの特徴」がその数%の中にあると考えるのはあたりまえだと思いますが。

...と、チンプとヒトとの遺伝子上の差異を強調すればするほど、ではそれより多いゴリラ、3倍の差を持つオランウータン、更に遥かに多い筈のニホンザルなどとの整合性が難しくなると思うのですが。
他の種では持ち出す必要の無かった、例えば「サプライズ」などを、人間の場合には常に想定せざるを得ないこと自体、私はそこにご都合主義と無理を感じます。

最近の研究成果ではヒトとチンプの遺伝子上の差異は、1.23%と出ているようです。前に書いたように、だから実際の表現型への効果も1.23%の差しか ない、と言うことでは有りませんが、この1.23%の違いの中で何もかも説明しようとすると、結局「サプライズ」だの、動物学者であるアドルフ・ポルトマ ン(1897-1982)の「洞察力」だのと、外側からの要因を想定しなければならなくなる。

だから生物学の枠内に拘れば拘る程、逆に何かそこに外的要因、ボルトマンのような進化の結果を原因に持ち込むような、これは考え方としては「神による人間創造」と共通ですが、そう言う間違いを犯してしまう。私はそう考えています。

ヒトは生物として、チンプなどと比べ1%か2%程度の差しかない。それ以上でもそれ以下でも無い。そこに何の無理もない。
20万年前、ホモ・サピエンスが出現してから、種として生物学的な進化をしている訳ではない。
進化しているのは「人間社会」だ。って言うのは、私からすれば「思想」でもなんでも無く、事実だと思っています。

アインシュタインが死んで半世紀以上経っていますが、彼の個体としての知的達成が、生物としての彼の死で失われること無く、社会の共通の知的財産として残 り、全体として社会を大きく前進させているのは、主に言語とそれを視覚化させた文字の貢献でしょう。つまり社会の機能です。

 

所でgbさん、
もういい加減にgbさんご自身、「思想」から脱却したら如何ですか。こんなことに拘っているのは、ここでもgbさんだけですよ。
gbさんを含め、全ての投稿者が広い意味での思想に基づいた投稿をしている筈です。「お前の主張には思想が感じられない」との言い方には、節度や首尾一貫性の無さ、場当たり的、ご都合主義などの批判を含んでいます。

問題はその、具体的な内容なんじゃないですか。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://y-ok.com/mt-tb.cgi/256

コメントする

このブログ記事について

このページは、雄が2010年3月 8日 13:12に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「RE 「種分化」と「集団の分岐」と「個々の形質の獲得」など」です。

次のブログ記事は「毛と神」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

最近のブログ記事