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共通祖先がチンパンジーにそっくりだっただろう論拠(24P)

  1. ヒト・チンプ系統が分岐する前に、類人猿系統から分かれたのがゴリラ。ゴリラもチンプに似ているので、ヒト・チンプの祖先に繋がる系統もチンプ似。
  2. ヒト・チンプ系統から分岐したヒトの最初期の化石がチンパンジーと区別し難い。
  3. アフリカ西部と東部のチンプは150万年前に分岐したにも関わらず、外見も行動も酷似。150万年殆ど変化の無かった西部と東部のチンプは、更にヒトとの分岐の時点に遡って、共通祖先の姿をとどめているかも知れない。

ヒトに繋がる類人猿の分岐年代(52P)

遺伝子の系統樹は、1つの枝の年代が化石から特定できれば、一層確実になる。

  1. 化石の記録では、オランウータンが他の類人猿から分かれたのは1200万年-1600万年前。これがヒト・チンパンジー系統の分岐点の年代になる。
  2. ゴリラは、チンプとヒトの分岐の200万年ほど前、730万年前に分岐
  3. チンパジー系統とヒトの分岐は460万-620万年前。

※ 但しこの辺はサヘラントロプス・チャデンシスの推定年代と若干の矛盾が有る。

 

現代人を悩ます様々な身体的トラブル ――
その多くは、およそ500万年前、
人が類人猿から人へと移行した、そのことに起因している。
われわれは、なぜ、今も、”進化の傷あと”を
受けついでいるのか ――
”アクア説”なら、その説明が可能である。

 

 

ヒトの定義は「直立二足歩行」

  • 岩波生物学辞典
    1158ページ
    『結局のところ、ヒトは直立二足歩行を行うこと、そしてヒト特有の文化を持つことで類人猿とは区別される』
  • 「最初のヒト」アン・ギボンズ著 新書館
    400ページに渡る全ての内容が、『直立二足歩行=最初のヒト』を当然の前提として、その痕跡を探す化石ハンターのドキュメント、及びヒトの定義など。
  • 「人類進化99の謎」河合信和著 文藝春秋
    17ページ
    『脳の拡大は人類史でもずっと後のことで、直立二足歩行こそが人類の特徴であり.........』
  • 生命150億年の旅 湯浅精二著 新日本新書
    208ページ
    『大切なことは脳容積がかってに大きくなった生物がヒトでは無く、脳容積を大きくしたのがヒトなのです。つまりホモ・エレクトス(雄・注、今はもっと古い ヒトが発見済み)の時代から、足を発達させました。自由になった手は道具を作り利用するようになりました。その結果として脳が発達して来た訳です』
  • 人類の起源論争 エレイン・モーガン著 どうぶつ社
    37ページ
    『2足歩行を常時行っていると言う点が、ゴリラやチンパンジーなどアフリカの類人猿たちと人間を掛ける基本的な違いであることに、異存の有る人はいないだろう』
  • 赤の女王 マット・リドレー著 翔泳新書
    6ページ
    『人間の本性もまた、社会性を持ち、2足歩行する類人猿の特性から進化して来たのではないだろうか』

その他ネットからの出展も含め、こちら参照

 

 

脳の拡大には二つの突出したところがある。一つは200万年前から150万年前のところで、これはホモ・ハビリスの登場に関係しているらしい。もう一つ、それ程目立ったものではないが50万年前から20万年前のところにある。(20ページ)

人間の行動における二つの本当に劇的な変容は、現代人類並みの脳の大きさに進化してずっとたってから生じた。その変容はホモ・サピエンス・サピエンスのみのものとされる。
第一の変容は6万年前から3万年前にかけての文化の爆発的発達で、最初の芸術、複雑な技術、宗教が現れた。
第二の変容は1万年前の農耕の登場であり、人々は始めて作物を植え、家畜を飼いならすようになった。(20ページ)

脳が要求するエネルギー
静止しているときに筋肉が必要とするエネルギーの22倍に相当する(20ページ)

考古学者-「認知考古学」
心理学者-「進化心理学」
これら二つの新しい下位部門はお互いにお互いを大いに必要としている
………統一を成し遂げるのが本書での筆者の課題だし(21ページ)

 

 

直立二足歩行(p-26)
人類と類人猿との違いはなにか、と言う問いに対する人類学者の答えは、
「二足直立歩行をするか、しないか」である。

直立二足歩行有利説(P-64)

  • セックスアピール
  • 食物運搬説
  • 威嚇効果
  • 遠くを見渡す効果

ヒト(P-34)
ヒトと言うことばを教義に解釈すると現代人、つまりホモ・サピエンスの日本語学名でも有るのだが、分類学的には古代・現代の人類と類人猿を含むグループを「ヒト上科」と言い、類人猿以外の人類全体を含むグループを「ヒト科」と言う。そこで、ここでは生存年代の新旧や進化の段階を問わず、明らかに人類的特徴を持つグループ、つまり「ヒト科」に属するグループや個体を便宜上「ヒト」と呼ぶことにする。したがって、いかに紹介する猿人もヒトの一部であることをご理解いただきたい。

 

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