>jaさん
>ただ、こういう異質論は、どういう生物種でも言えてしまう。
他のグループとは違う異質なところがあるから、種として一まとめにできているわけなんで。
ヒトに、他の動物にはない異質なところがあるってのは、当然だし、そういう異質性はどんな生物にもある。
>そういうヒトの異質性を持ち出して何を主張されたいのか、いまいち理解できない。
ヒトとチンプ系統との「生物学的異質性」は、1.23%とされる遺伝子的差異で説明できると思います。
ダーウィンがヒトの発祥をアフリカ起源だとしたのも、チンプやゴリラとの外形的類似性に着目したものらしい。
※ ちなみにヒト同士の遺伝子的バラエティは、0.07%だそうです。
オランウータンとの差、2.8%、アカゲザルとの差6-7%。
この「生物学的な(種として一まとめにできる)異質性」と、しかしそれだけでは説明できない(と私が考える)「飛躍」について、これまでも何回も繰り返してきましたのでここでは割愛します。
要するにネアンデルタールは、遺伝子的な寒冷地仕様の制約で、氷河期に適応できたがそこまでだった。
それに対し、ホモ・サピエンスが地球全域に蔓延ったのは、「ヒトの(生物学的)異質性」の為ではなく、生物的には同じまま、衣服や住居、或いは火の使用な ど、道具とそれを可能にした意識内容、その前提となる言語の発達、要するに「社会的な能力」による、と言うのが私の考えです。
今ヒトは地球だけでなく宇宙にまで足を伸ばしています。
そんなものが「(種として一まとめにできる)生物学的異質性」で説明できるとは、私には到底思えませんので。
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