どうも「民主集中制」が人気が無いですね。
>そのうえ醜悪なのはその共産党が民主集中制という情報の管理支配操作を通じて独裁的指導部が出現して、彼らの思うままの社会へと突き進むことです。(No.10 fukudaさん)
>まさしく共産党の主張する民主集中制度そのものです。(No.19 tamamiさん)
しかし、逆に聞きたいのですが、国民に公約をし選挙によって選ばれる政党に、民主集中性が無いと言うのはどう云うことでしょうか?
意見の違いは、民主的に徹底討論し、しかしそこで決まったら全員一致してその方針で行動する。
その真偽は、実践の結果に委ね、若し間違いが明らかになった時は、又全員で総括をする。これが民主集中性です。
近代政党として当然のことだと思いますが。
民主集中制への批判は、派閥を認めろ、と言うことですよ。それぞれ勝手に見解を述べ、やることも勝手にやりなさい、と言うことです。
こんなことで、どうして国民に責任を負う政党として、公約だの選挙だのが出来ると言うのか。
有権者は一体、何を信じて投票するのですか?
今の民主党が典型ですが、元々一つの政治信条で集まっている訳じゃない。流れ流れて、たまたま今、一つの政党に所属しているだけです。
右は西村信吾や前原誠司等の超右翼、左はかって中国ベッタリだった社会党出身者迄、様々です。民主集中制など取りたくても取れる筈がない。政党の政治的柱である綱領さえ定められずにいる。
そしてその定見の無さが、現実に今日本の政治をどうしようもない停滞に陥らせている。要するに「決められない」のです。
民主集中性が問題なのでは有りません。
若し、問題が有るとすればその中身です。
>圧倒的大衆を指導して文化大革命を起こした毛沢東は破綻しました。
毛沢東率いる文化大革命は、彼の権力闘争でした。つまり、権力的な「集中」だけで、「民主」が無かっただけです。
なお、民主集中性を絶対に取り入れてはいけないものが有ります。それは国家です。
人は生まれてくる時、国を選べません。国家で民主集中制を適応させたら、それは独裁に繋がります。
その点、確かにスターリン、ブレジネフ当時のソ連は、そう言う面が有ったでしょう。
政党は、綱領、政治信条に基づき、自由な意思で参加、脱退出来る団体です。
民主集中性を批判する人は、政党と国家の混同が有るように思われます。
或いは、民主集中制を取りたくても取れない政党が、その正当化の為に、分かっていて批判している場合とか。
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