多摩湖自転車道-3(馬の背から境浄水場)

 

多摩湖自転車道起点(終点)まで

 

 

撮影Map

クリックするとGooglemapと連動して表示されます。

2018年、突然Googlemapでの表示が不調となり、解決の方法も有りません(Googleの仕様変更かも)。しかしmap上の位置関係は判別できますので、引き続きそのまま表示します。

170325photomap.jpg

 

前回ここまで

    

 

石神井川の谷(仮称)と馬の背

多摩湖自転車道の通る武蔵野面は比較的平坦な台地が広がっていて、ここまで殆ど高低差のない平坦な道が続いてきたが、一ヶ所ここで谷筋の地形となる。私が勝手に「石神井川の谷」と呼んでいるこの場所。
その谷を土盛りによって平坦を維持しているのが「馬の背」。やはり水をスムーズに通すには、直線であると共に高低差(凸凹)の無い平坦なコースが必要なのだろう。

尤も「石神井川の谷」とは言っても、この谷筋は石神井川が削って出来たものではなく、武蔵野台地形成の過程で古多摩川が削ったものだろう。その谷を、廻りからの湧水を集める形で石神井川が流れているのだと思われる。石神井川が削ったにしては谷幅が不相応に広すぎる。こう言うケースは野川や黒目川など、武蔵野台地の至る所で見受けられる。

馬の背の上は自転車通行禁止。

YOKL4216.JPG

YOKL4217.JPG

 

このエリアの地形図

クリック、拡大表示でご覧下さい。

馬の背地形図.jpg

 

石神井川上流部

写真のほぼ中ほど、右から石神井川が馬の背をくぐり、左に抜けてゆく。

YOKL4221.JPG

 

馬の背にぶつかり、トンネルでくぐる石神井川

YOKL4010.JPG

 

下流側

YOKL4014.JPG

 

※ 石神井川上流端

馬の背から500メートル程上流(西側)、小金井公園の北脇に「しゃくじい川 上流端」の看板が有る。しかし実際はそれよりも上流から始まっているが、嘉悦大学の敷地になっていて辿ることは出来ない。

YOKL4000.JPG

 

石神井川を超えて、谷も次第に浅くなり、馬の背も終わる。

YOKL4222.JPG

 

「石神井川の谷」終わり

再び平坦な直線道路が続く。

YOKL4224.JPG

YOKL4226.JPG

YOKL4228.JPG

 

この辺、かって石川島播磨重工業の敷地だったらしい。

YOKL4230.JPG

 

多摩湖自転車道、終わりに近づく

YOKL4223.JPG

    

 

多摩湖自転車道起点(終点)

上流から辿って来た今回のコースからすれば終点なんだが、1キロメートルごとに表示されている里程標はここを起点にしているようだ。

YOKL4235.JPG

YOKL4234.JPG

 

前方、井の頭通り

多摩湖自転車道の終わりは、同じ水道道路である井の頭通りの起点でもある。ここで二つの道が切り替わる。

YOKL4239.JPG

 

千川上水

又この場所は、境水衛所で玉川上水から分水された千川上水が交差している。

上流方向

YOKL4240.JPG

 

下流方向

YOKL4243.JPG

 

井の頭通り、ここが起点

YOKL4244.JPG

 

境浄水場までの導水管は、車の往来の激しい車道でなく、おそらく歩道とその脇を通っているのだろう。

YOKL4247.JPG

 

堺浄水場西交差点

道路を超えて正面が堺浄水場。導水管はこの正面から浄水場に引き込まれていそう。

YOKL4248.JPG

 

多分この辺が導水管の取り入れ口だと思うのだが。

YOKL4250.JPG

 

堺浄水場脇の歩道と、井の頭通り

YOKL4251.JPG

 

歩道脇のフェンス越しに見た浄水場風景

YOKL4253.JPG

 

浄水場脇の歩道は約780メートル程続く

YOKL4254.JPG

 

境浄水場東端

井の頭通りと都道12号(新武蔵境通り)が交差している。

YOKL4255.JPG

 

信号を渡って境浄水場を振り返る。

YOKL4258.JPG

 

水道道路としての井の頭通り

境浄水場を超えても井の頭通りは真っすぐ続く。今有数の幹線道路になっているこの通りも、元々は境浄水場から和田堀給水所への導水路だった。交通量の増加により路面を整備強化して道路としたもの。当初は「水道道路」と呼ばれていたようだ。

YOKL4259.JPG

 

多摩湖自転車道ここまで

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://y-ok.com/mt-tb.cgi/724

コメントする

INDEX

You Tube 動画

比較的最近始めたContentsです



岐阜に移住・拠点にして


岩と清流・歴史と文化の地、岐阜を拠点に


木曽川水系

飛騨川水系

長良川水系

歴史の街並み

つわものどもが夢の跡

安曇野に身を委ねる

陸奥(みちのく)紀行

酒田山居倉庫、十和田・奥入瀬、酸ヶ湯、仏ヶ浦、本州最北端大間、恐山、尻屋崎、五所掛け温泉、八幡平、玉川温泉、乳頭温泉、角館武家屋敷、銀山温泉、山寺、裏磐梯、五色沼・檜原湖、大内宿
出羽三山神社、月山弥陀ヶ原、十二湖・日本キャニオン、竜飛崎、八甲田田代平湿原、蔦沼、奥入瀬渓流

武蔵野と水辺


「舞台は武蔵野」 - 全てはここに

「関東平野・武蔵野」私的覚書 - 鵜呑み厳禁

母なる川、多摩川の風景

奥多摩・御岳

多摩川上総層群

玉川上水

武蔵野の地形地質との折り合い、奇跡の43Km

野火止用水 - 知恵伊豆、最初からの本命?

千川上水

水道道路ー都会を貫く直線道路

国分寺崖線

野川 - 武蔵野の湧水を集めて

仙川 - 野川最大の支流で水のミステリーの中心

深大寺周辺 - 国分寺崖線の奥座敷

中仙川緑道と入間川

矢沢川-九品仏川斬首で出来た等々力渓谷

六郷用水(次大夫堀)・丸子川

丸子川支流-谷戸川

立川崖線と青柳断層

ハケの清水と府中用水

残堀川

立川崖線終焉

南北崖線軸と山の手台地

皇居

渋谷と渋谷川

目黒川水系

神田川水系

杉並地内「暗渠の迷宮」を辿る

呑川水系

石神井川水系

山の手台地 Others

武蔵野台地北縁

落合川(黒目川支流)


その他