渋谷川-4(渋谷川源流の一つ、明治神宮清正井から)

 

清正井を源とする、渋谷川支流

何本かある渋谷川支流の中で、その源流部が地上で見られる所が有る。明治神宮御苑内の有名な清正井。
清正井から流れ出した水は、御苑内の花菖蒲田を潤し、南池を満たした後、正門からの表参道に掛る橋をくぐり、原宿駅竹下口の手前で暗渠として地下に潜るまでの間、地上に姿を見せている。これは明治神宮御苑と言う、市街開発を免れた場所だったからこそだろう。

今回、御苑内の流れとそれが神宮敷地から出て、現在暗渠となっている原宿地内の水路跡を辿ってみる。なお、御苑内の写真は以前(2013年8月)撮影のものです。従って下の「撮影データMap」には反映されていません。

 

地形図

クリック、拡大表示でご覧ください。巨大な図です。スクロールしながらご覧ください。

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撮影Map

クリックするとGooglemapと連動して表示されます。 (2018年、突然Googlemapでの表示が不調となり、解決の方法も有りません。しかしmap上の位置関係は判別できますので、引き続きそのまま表示します)。

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御苑案内図

上記撮影Mapと、方向が異なっていますが、南池脇に掲げられていた案内図です。

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清正井

渋谷川支流の、源流の一つ。
一時パワースポットとして、整理券まで出して行列を成していたこの井戸も、逆に霊的な欲望の渦巻くスポットとして敬遠されたり。
今回も時間が早かったと言うことも有るが、見物者は私一人だった。

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警備員が居たので「この水は飲めるのか?」と聞いたら、勿論飲める、との返事だった。

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湧き水は南池に向かう。

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花菖蒲田

花の季節は見事です。

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南池に向かう

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南池

かってはもっと水が澄んでいたんだろうな。

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御苑から出て、原宿門からの参道

前方神宮本殿に繋がる。
南池からの流れが参道に掛る神橋を左から右にくぐって流れ、左側奥で地中に潜り、神宮敷地から出る。

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南池からの流れ

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橋から下流側

藪の向こうは原宿駅。
突き当りで水は地下に潜り、原宿駅のJR線の下を通って神宮敷地から出る。

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原宿駅

左奥は明治神宮の杜。
原宿駅の有る場所は、明治神宮・代々木公園が乗っている台地の言わば東端ぶで、駅は台地上に有るが、その北(竹下口)と南側は低い谷になっている。

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代々木公園南側

代々木公園を井の頭通りが貫いている(中央)。写真の前方、谷になっている部分をかっての宇田川が右(西)から左(東)方向に流れていた。現在その後を宇田川遊歩道と言う形で辿ることが出来る。

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北側の谷

原宿駅竹下口の部分が谷底。

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竹下通り

昼は若い人たちで賑わう竹下通り。時間が早かったので終夜営業の店からの客しか目に着かない。
明治神宮から出た流れは、この竹下通りの右側、並行して通っている「ブラームスの小径」の下を暗渠で流れる。

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ブラームスの小径

上掲竹下通りから1本右に入り、ブラームスの小径に出る。細いがこじゃれた道。おしゃれな店が並ぶ。
これが明治神宮から出たかっての渋谷川支流の水路跡。

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かっての川筋に沿って、道も曲がりくねっている。但し水路一般の特徴だが、高低差は殆ど無い。
こう言う形で、かつ地面にマンホールが続いている場合、殆ど昔の流れの、現在暗渠となっている跡だと判断して間違いないようだ。

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竹下通りからの脇道と交差

ブラームスの小径は階段で竹下通りから来る脇道と交差。道路を渡って更に続く。但しこの先は「フォンテーヌ通り」と名前を変える。
道は階段を上り下りするが、水はそれが出来ないので当然同じ高さを維持したまま地下を通っている筈。

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フォンテーヌ通り

階段を下りてこの先はフォンテーヌ通りと名前を変える。

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前方明治通りが見えてくる

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明治通りと交差

道(暗渠水路)は未だ続くようだ。

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行き止まり

表参道(右側)からの脇道で、行き止まりになる。取り敢えずここまで。
この先少し行ったところで、新宿御苑方向からの渋谷川本流に合流することになる。

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