東京のイスラムモスク
東京ジャーミイ(Tokyo Camii)
渋谷、代々木上原の空に特徴の有る尖塔がそびえている。東京ジャーミイ・トルコ文化センターです。
「ジャーミイ」とは集会と言う意味のようだが、転じて金曜日の礼拝が行われる大規模モスクを、更にはモスク一般を指す言葉となっているらしい。
日本で他に同じようなモスクは有るか?と聞いてみたら、大きいのはここと神戸の二カ所だとの返事。
見学は自由。特に受付でのチェックも無い。只女性は髪を覆うスカーフを付けることを求められる。
建物の外観だけでなく内部も自由に撮影OK、これには少し驚いた。随分寛容なものだ。
今迄何回か訪れ自由に撮影をしていたのだが、今回(2018/2)は撮影の途中で申請を求められた。但し非常に穏やかに。
聞けばここの写真を有料で配布したり、礼拝ホールをバックにファッション写真、それもミニスカートでの写真をSNS等に掲載したりで、非常に困るケースが発生しているらしい。
私自身は無神論者だが、信仰者にとって聖地であるこう言った施設に対しての敬意は最大限考慮すべきだと思っている。
申請書の申し出でに対しては良く理解できる旨申し上げて、快く申請書を提出させて貰った。
イスラムは偶像崇拝を禁止しているので、肖像画や肖像彫刻などは一切ない。特有のアラベスク模様と言うか、幾何学的な模様で飾られている。しかしよく写真などで見る本場のモスクのように、その模様で埋め尽くされている程では無く、スッキリした印象。これはそれを意図してのものか、それとも最初から、そこまでこだわるだけの計画で無かったのか。
時に異文化に接して見るのもいいだろう。
外観
井の頭通り
千代田線・小田急、代々木上原駅から2、300メートルの、井の頭通りに立っている。
通り前方のガードは小田急線高架。その直ぐ左側に代々木上原駅。
内部へのアクセス
向かって左側に入口、その右脇に階段が有り二階の中庭のような所に上がれる。
入口
開放的
特に受付も無い。自由に出入りできる。日本語も通じるので不安はない。
右側の階段から、ここも自由に二階広場に上がり、礼拝ホールに行くことも出来る。
入口から中へ
前回フラッと入った時は、信者だと思われる女性が何人か、子供たちを自由に遊ばせていた。
多目的ホール
結婚式や様々な催し物がなされるらしい
文字を書いていた。当然読めなかったがおそらくコーランの「写経」だったんじゃないかな。
二階に上がる階段
ここから二階の広場を経て礼拝ホールに行く。
地下が有ったので、行って見ていいのか?と聞いたら「ダメ」と言われた。何故だ?と聞いたら「女性用トイレだから」とのこと。ちなみに男性用トイレはこの階段の左側。
階段の出口
奥が工事中だった。同じ東京ジャーミーの施設を増設しているのだそうだ。
二階広場?
階段から登ってここに出る。
二階への階段
こちらは1階入口脇の外階段。ここからも二階広場を通って礼拝ホールに行くことが出来る。
広場
外の階段から上がったところ。
こう云うの、「ピロティ」と言うんだっけ?、庭みたいになっていて柱が有るところ。
礼拝ホールへの入り口
礼拝ホール
ここは土足禁止。
異空間。一見の価値あり。※ 写真をクリック、拡大してご覧下さい
イスラムのち密な文様は、それが抽象的なだけ造るには想像力を必要とされそう。
信者が祈りを捧げていた。
女性用礼拝スペース
上の部分は女性用の礼拝スペース。しかし礼拝時で無ければ男性が上がっても、特に注意されることも無かった。
脇の回り階段で上がる。結構狭く急。
上に上がるとこんな具合
女性は、見学者でもスカーフ着用が必要。礼拝所入り口にスカーフが用意されている。でも着用なしで見学している女性も居たし、特に咎められることも無い様子。
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