桃園川-5(阿佐ヶ谷地内、支流網)

 

杉並地内水路網(暗渠の迷宮)全体像」も参照のこと

 

主に阿佐ヶ谷地内の支流網-暗渠の迷宮

 

阿佐ヶ谷を歩いていると至る所で暗渠道に出くわす。
杉並地内水路網(暗渠の迷宮)全体像」でも取り上げたように、唐突に現れる暗渠道を歩いているだけではその全体像もつながり具合も到底把握できない。写真のGPSデータを地図上にプロットして初めてつながりがおぼろげに見えてくる。それも完全にではなく、既に所どころ痕跡を失い繋がりが分からなくなっている場所もある。
その中で今回は、歩いていてたまたま出くわした水路跡・暗渠を、確認できる限り追ってみた。おそらくここに掲載した以外にも有るのだろう。

 

地形図

クリック、拡大表示でご覧ください。

桃園川地形図-2.gif

 

全体の地形図はこちら

クリックすると拡大表示されます。全体が把握できるよう、巨大な図になっています。スクロールしながらご覧ください。
水路名などの文字をクリックすると、関連したページが開きます。

 

撮影Map

クリックするとGooglemapと連動して表示されます。

2018年、突然Googlemapでの表示が不調となり、解決の方法も有りません(Googleの仕様変更かも)。しかしmap上の位置関係は判別できますので、引き続きそのまま表示します。

桃園-5_photomap.jpg

 

    

 

河北総合病院脇の支流(仮称)

阿佐ヶ谷の谷、南端の水路

上流部(『桃園川-1(本流-源流部)との繋がりだけから言うと、一番本流っぽいコースだが、下流部(桃園川緑道)との繋がりからしてどうも「本流」とは言い難い(と、私は思う)。
写真でも分かるように、右(南)側に向かってやや登り勾配になっている。地形図を見てもおそらくこの辺が谷の端になるのだろう。これより南は緩やかに台地状となり、水路もここが南端コースと思われる。

 

上流部から真っすぐ中杉通りを超えて

追分、天沼弁天池からの上流部が真っ直ぐ中杉通りにぶつかる。ここで取り上げる河北総合病院脇の支流(仮称)は、このまま中杉通りを超えて始まっている。

Y18_1421.JPG

 

本流と分岐

「本流?」は、上の写真の手前で左に折れ、約40メートル程北で中杉通りにぶつかる。

Y18_1417.JPG

 

中杉通りを超えて

雰囲気としては如何にも暗渠道と言った具合だが、ハッキリした暗渠の痕跡は見られない。だがこの先の状況からここに水路が有ったことは多分間違いない。

Y18_1422.JPG

 

Y18_1423.JPG

 

センターライン?

センターラインにしては片側に寄りすぎている。その傾向はこの先、益々顕著になる。歩道との境界にしては不自然に広いし。
おそらく暗渠との境界線じゃないか?

Y18_1424.JPG

Y18_1425.JPG

Y18_1426.JPG

 

右に入る暗渠道

ここでハッキリした暗渠が始まる。

Y18_1427.JPG

 

紛れもない暗渠が続く。広さからして本流とは考えにくい。

Y18_1428.JPG

Y18_1429.JPG

Y18_1430.JPG

Y18_1431.JPG

 

河北総合病院

一般道として開けた所に出て、河北総合病院とその分院の間を進む。

Y18_1432.JPG

 

左右、河北総合病院。
歩道部分が暗渠となっているのだろう。

Y18_1433.JPG

 

阿佐ヶ谷弁天社にぶつかる。

Y18_1434.JPG

 

阿佐ヶ谷弁天社

「弁財天―弁天様」は水に関する女神。桃園川にちなんでここに置かれているのだろうか?
ここで実は暗渠の痕跡を見失う。このまま真っすぐ進んでいたのか、或は右折していたのか。いずれにしてもその先200メートル程、阿佐ヶ谷けやき公園方向に向かい、本流への合流コースが有ったと思われる。

Y18_1435.JPG

 

    

 

けやき公園手前で見つけた支流

ホンの僅かな距離だが阿佐ヶ谷けやき公園に向かう支流に出くわす。
けやき公園の北西側、阿佐ヶ谷北1丁目、一般道から公園に向かう暗渠道。

Y18_1440.JPG

 

けやき公園にぶつかる

Y18_1441.JPG

 

公園内に水路跡らしき痕跡

Y18_1442.JPG

 

JR中央本線

写真左側、塀の向こうは阿佐ヶ谷けやき公園プール。その給水設備らしきものがある。
公園脇の道路には桃園川本流が流れていた筈。中央本線をくぐってこの先左には、桃園川緑道START地点。

Y18_1443.JPG

 

 

天沼1丁目方向からの支流と並行する細流

阿佐ヶ谷北1丁目阿佐ヶ谷中央公園西脇、暗渠が阿佐ヶ谷中央公園に向かって一般道から切れている。おそらく天沼1丁目支流から分岐していると思われる。
阿佐ヶ谷中央の北端を流れる「天沼1丁目支流(仮称)」との分岐はこちら

Y18_1474.JPG

Y18_1473.JPG

 

阿佐ヶ谷中央公園

「中央公園」と言うにはささやか。公園の左(東)脇には「天沼1丁目支流(暗渠)」が通っている。
更にこの右(西)側には、桃園川本流が走っている。幅100メートル程の間に3本の用水が並行して通っていたことになる。

Y18_1472.JPG

Y18_1471.JPG

 

公園を超えて暗渠が続く

Y18_1470.JPG

Y18_1469.JPG

Y18_1468.JPG

 

桃園川本流に合流

ここで桃園川本流に合流する。

Y18_1467.JPG

 

 

北から東橋に流れ込む支流

天保新堀用水が南から桃園川に合流する地点、東橋。そこに北から合流する細流が有る。

東橋

写真左から天保新堀用水が流れ込み、桃園川(緑道)に合流する。逆にこの右(北)側から細流がここに流れ込む。
確認できる上流から辿ってみる。

Y18_1654.JPG

 

Y18_1664.JPG

Y18_1666.JPG

Y18_1667.JPG

Y18_1668.JPG

Y18_1663.JPG

Y18_1662.JPG

Y18_1661.JPG

Y18_1660.JPG

Y18_1659.JPG

Y18_1658.JPG

Y18_1657.JPG

Y18_1656.JPG

Y18_1671.JPG

Y18_1672.JPG

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://y-ok.com/mt-tb.cgi/713

コメントする

INDEX

You Tube 動画

比較的最近始めたContentsです



岐阜に移住・拠点にして


岩と清流・歴史と文化の地、岐阜を拠点に


木曽川水系

飛騨川水系

長良川水系

歴史の街並み

つわものどもが夢の跡

安曇野に身を委ねる

陸奥(みちのく)紀行

酒田山居倉庫、十和田・奥入瀬、酸ヶ湯、仏ヶ浦、本州最北端大間、恐山、尻屋崎、五所掛け温泉、八幡平、玉川温泉、乳頭温泉、角館武家屋敷、銀山温泉、山寺、裏磐梯、五色沼・檜原湖、大内宿
出羽三山神社、月山弥陀ヶ原、十二湖・日本キャニオン、竜飛崎、八甲田田代平湿原、蔦沼、奥入瀬渓流

武蔵野と水辺


「舞台は武蔵野」 - 全てはここに

「関東平野・武蔵野」私的覚書 - 鵜呑み厳禁

母なる川、多摩川の風景

奥多摩・御岳

多摩川上総層群

玉川上水

武蔵野の地形地質との折り合い、奇跡の43Km

野火止用水 - 知恵伊豆、最初からの本命?

千川上水

水道道路ー都会を貫く直線道路

国分寺崖線

野川 - 武蔵野の湧水を集めて

仙川 - 野川最大の支流で水のミステリーの中心

深大寺周辺 - 国分寺崖線の奥座敷

中仙川緑道と入間川

矢沢川-九品仏川斬首で出来た等々力渓谷

六郷用水(次大夫堀)・丸子川

丸子川支流-谷戸川

立川崖線と青柳断層

ハケの清水と府中用水

残堀川

立川崖線終焉

南北崖線軸と山の手台地

皇居

渋谷と渋谷川

目黒川水系

神田川水系

杉並地内「暗渠の迷宮」を辿る

呑川水系

石神井川水系

山の手台地 Others

武蔵野台地北縁

落合川(黒目川支流)


その他