武蔵野台地の縁に建つ皇居 -3(北の丸公園)
北の丸公園と東御苑
北の丸公園は一般公園として常時解放されている。
東御苑も無料で一般公開されているが、休苑日、時間規制があり、入苑、退苑時に「入園票」の受け渡しが必要。苑内でのアルコールも禁止。
詳しくは宮内庁のホームページ参照。
地形図
クリック、拡大表示でご覧ください。
撮影Map
クリックするとGooglemapと連動して表示されます。
2018年、突然Googlemapでの表示が不調となり、解決の方法も有りません(Googleの仕様変更かも)。しかしmap上の位置関係は判別できますので、引き続きそのまま表示します。
北の丸公園
清水門
清水門は北の丸の東側入り口。
御三卿の一つ清水家屋敷の門だった。この門も他の例に漏れず、枡形門の形式。北の丸は公園として開放されているので、この清水門も特に時間制約はないようだ。
同じ枡形門形式ではあるが、他の門と違い舗装されておらずなんとなく往時を偲ばせる。
※ 東京低地(沖積面)と武蔵野台地
清水門をくぐると直ぐに山の手台地(武蔵野台地)の崖が迫る。写真は台地上から見た清水門の高麗門。
清水濠の水面標高は1.87m、高麗門の建っている沖積面は4m~5m程、それに対し台地上の北の丸は20m以上。
台地上からの牛ヶ淵
相当の高低差が有る。この差は沖積面と武蔵野台地との標高差。
沖積面から武蔵野台地上へ
東京低地(沖積面)の門から、武蔵野台地上の北の丸に繋がる坂道。
北の丸公園東側
清水門を入った公園東側に建つ吉田茂銅像。
科学技術館
同じく東側エリアに建つ科学技術館。
田安門
清水門から牛ヶ淵を挟んで、北の丸の最北端に開く田安門。
御三卿の一つ、田安家屋敷の門だった。他の門と同じく枡形門の形式で、写真は高麗門。
田安門の櫓門
高麗門から枡形に入り、鈎の手に曲がって櫓門をくぐり、北の丸に入る。
彌生慰霊堂
田安門をくぐると左側に石段が有って土塁の上に上がることが出来る。
登った所が「弥生慰霊堂」、警視庁及び東京消防庁の殉職者を祀る施設だそうだ。
昭和天皇御野立所記念碑
弥生慰霊堂敷地の一隅に建っている。
案内板の文面によると、関東大震災の復興に関連しての視察の一歩を、この地から始めたとのこと。
弥生慰霊堂から見る、田安門の高麗門。
東御苑
武道館
田安門から北の丸公園に入ると、すぐ目の前に北の丸公園のシンボルとも言える武道館が建っている。
芝生広場
武道館の正面から、通路を挟んで反対側、レストランと駐車場の間の道を100メートル弱入ると芝生広場が広がる。
公園西側
北の丸公園西側は高台になっていて、その縁は千鳥ヶ淵に面して切り落としになっている。
流れの源流となる滝が有って、それを眺める位置に東屋が建っている。
位置的にこの滝は自然の湧水ではなく、ポンプアップによるものだろう。
カエデの林
秋は紅葉でみごと。
※ 昨年(2015/11/29)撮影。
残念ながらこの年は、北の丸に限らず都内の紅葉は今一鮮やかさに欠けたような。
北の丸西側の、おそらく最高地点。柵の外側は千鳥ヶ淵。
千鳥ヶ淵遊歩道
この先、こちらに繋がる。
そして代官町通りに。
皇居側から代官町通りを挟んで、北の丸公園方向
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