渋谷川-3(渋谷川源流-2)
外苑西通りからキャットストリート方向
外苑西通り、霞ヶ丘団地信号と神宮前三丁目信号のほぼ中間、道路が谷の底に落ち込んだ辺りから、渋谷川の暗渠道として知られるキャットストリート方向へ右に入る。
位置的に間違いは無い筈なのだが、同じような(如何にも暗渠道と見える)路地が入り組んでいて、ハッキリここが渋谷川跡だと特定できない。おそらく水路自体入り組んで流れていたのではないだろうか。
地形図
クリック、拡大表示でご覧ください。
撮影Map
クリックするとGooglemapと連動して表示されます。 (2018年、突然Googlemapでの表示が不調となり、解決の方法も有りません。しかしmap上の位置関係は判別できますので、引き続きそのまま表示します)。
路地(暗渠上)に入って
水路と家並
かっての水路跡に、往々にして見られる細い路地や区画の小さな家並。
自然河川は蛇行したり支流が入り組んだり、それに合わせて道路や家並も入り組んでいただろうし、地権関係も複雑に入り組む。再開発の手が入りにくい所以となる。
尤もこの地域がその結果かどうか、私には分からないが………。
水路跡の痕跡はハッキリしないが、谷底の道を進む。
原宿橋
前方交差点の先に、橋の側柱らしきものが見えて来た。この通りで間違いなさそうだ。
道路を超えて
かってここに原宿橋が掛っていたのだろう。正面前方の道路脇に、橋柱の痕跡が残っている。
キャットストリート
渋谷キャットストリートは東京都渋谷区にある渋谷川に蓋(ふた)をして出来た遊歩道。ただ何処から何処までがキャットストリートと言うのかハッキリしない。
元々はもっと先、表参道と交差する周辺から明治通りに至る下流の区間をキャットストリートと呼んでいたらしいのだが、今は更に上流域、原宿橋辺りからキャットストリートと呼ぶ場合が有るそうだ。いずれにしても正式な道路名ではないので今後もその範囲の変更が有るかも知れない。
便宜上、表参道を挟んで南側、渋谷に近い方を「キャットストリート南ウイング」、北側を「キャットストリート北ウイング」と呼ぶとのこと。
渋谷川の痕跡?
かってここにブロックの堤防護岸が続いていたのではないか、それを残して、その上に壁を張ったような雰囲気。
暗渠?
タイル敷きの歩道下に、おそらく暗渠が通っているのだろう。
表参道との交差
前方、キャットストリートを「北ウィング」と「南ウィング」に分ける表参道。
清正井からの流れがこの辺で合流している筈。
表参道
参道橋痕跡
時間が早いので通行者はまばら。昼間はとても写真を撮れる状況にはない。
ここを行きかう人で、かってここを川が流れていたと知る人はどれほどか?
キャットストリート南ウイング
表参道を超えて渋谷方向に
穏田橋
かって渋谷川、特に上流部分を穏田川と呼んでいたらしい。
暗渠跡の風情を残しながら、遊歩道として活用。
小公園風になっている場所も有る
ヒカリエが見えて来た
明治通り
JR山手線の手前、明治通りを斜めに渡る。その先宮下公園
宮下公園
明治通りをくぐって渡った渋谷川は、写真右、宮下公園に入る。
宮下公園脇の道路
同時に渋谷川暗渠でもある筈。
宮下公園ををくぐる
思い出横丁
宮下公園を超えて、JR線沿いに想い出横丁。
ここで宇田川と合流。ここから下流部はリンク先と併せ参照して下さい。
東急東横店
実は東急東横店は、渋谷川の暗渠の上に建っている。その為東急東横店には地下が無い。エスカレータも階段で少し上がってから始まっている。
西武新宿店が宇田川暗渠の上に建っていて、A館とB館を繋ぐ地下通路を作ることが出来ず、止む無く地上部に設けたことと共通。
私鉄を代表する会社の、二つのデパートが渋谷川の影響で地下が作れなかったという、都市伝説。
開渠としての渋谷川
明治通りと多摩川通りの交差点付近で開渠として姿を出した渋谷川
開渠としてのスタート地点
渋谷の地下は幾度もの改装工事が現在も進行中。幾層もの階を重ねた迷宮。その地下から顔を出した渋谷川。この先、天現寺橋から下流は「古川」と名前を変えて東京湾に注ぐ。
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