桃園川-4(天沼1丁目方向からの支流)

 

杉並地内水路網(暗渠の迷宮)全体像」も参照のこと

 

天沼1丁目方向からの支流-桃園川最長の支流

「暗渠の迷宮」とも言うべき桃園川沿線で、最も長く一貫して、そのつながりも理解しやすく、主要な支流と言える「天沼1丁目支流(仮称)」を、源流と思われる地点から桃園川緑道への合流まで辿る。
このコースは、荻窪・阿佐ヶ谷の谷の北端部を通っており、これが桃園川水系の最北水路だと思われる。

 

地形図(前半)

クリック、拡大表示でご覧ください。

桃園川地形図-1.gif

 

全体の地形図はこちら

クリックすると拡大表示されます。全体が把握できるよう、巨大な図になっています。スクロールしながらご覧ください。
水路名などの文字をクリックすると、関連したページが開きます。

 

撮影Map

クリックするとGooglemapと連動して表示されます。

2018年、突然Googlemapでの表示が不調となり、解決の方法も有りません(Googleの仕様変更かも)。しかしmap上の位置関係は判別できますので、引き続きそのまま表示します。

桃園-4_photomap.jpg

 

    

 

確認できる最上流部

場所としては東京都杉並区天沼1丁目、日大第二学園脇。阿佐ヶ谷の谷の、いわば崖際になる。この先学校の敷地でこれ以上遡れないし、実際地形的にも湧水が有ったとしたらこの辺が源流部だろう。
この水路から左(西)へ400メートル弱、ほぼ並行した水路が有って桃園川に流れ込んでいる。更に西へ400メートル弱、あの天沼弁天池が有る。かってこの崖状地形から比較的豊富な湧水が見られたのかも知れない。

桃園川本流からの分水路か?

とは言え………、
この支流下流部の広い水路跡から察すると、40~50メートル程南側を並行して流れている桃園川本流に匹敵する程の、当時相当な水量を持つ有力な支流だったと思われる。が、ただ湧水だけでその流れを維持できていたとは考えにくい。実際桃園川本流も天沼弁天池の湧水だけでは到底賄えず、六ヶ村分水からの助水で維持していた。

これは私の全くの憶測だが、脇を流れている桃園川本流からの分流だったのではないか? 更に言えば本流とほぼ同格の水路だったのではないか?

 

日大第二学園脇

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下流方向

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一般道に出る

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暗渠道再開

上の写真で一般道に出た後、左(東側)に80メート弱行った所から、水路跡が住宅街に切れ込んでいる。

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突き当りを右に曲がる

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緑道スタート

広い遊歩道(暗渠道)に出る。写真左側が合流点。写真背後は行きどまり。

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広い暗渠道

本流に匹敵する広さ。有力な支流であっただろうことを推測させる。

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金太郎の車止め

杉並区の暗渠・緑道の証。暗渠道の至る所に見られる。

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中杉通り

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中杉通りを超えて

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僅かな間、コの字が谷住宅街に入る。道路の舗装もそのようになっている。

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コの字終了

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前方、左方向に

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地形図(後半)

クリック、拡大表示でご覧ください。

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阿佐ヶ谷中央公園、二つの水路の分岐

「中央公園」と言う割にはささやかな公園だが、おそらくここで水路は二つに分岐し、公園の左端と右端に沿って流れる。
天沼1丁目からの支流(本流)は左(東)側に行く。右に曲がる支流(細流)はこちら

二本の支流の更に右(西)側には桃園川本流が走っているので、幅100メートル程の間に少なくとも3本の用水が並行して流れていたことになる。

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阿佐ヶ谷中央公園東側に沿って

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玉の湯

桃園川探索者にとって、一つのランドマークで有るらしい。
暗渠(かっての水路)と銭湯はいわば付き物。廃湯を水路に流していた。かっては桃園川水系に沿って多数の銭湯があり、その廃湯で水路は湯気が立っていたとのこと。今その数は激減している。
銭湯の存在自体、この支流がある程度の規模を持っていたことの証拠でも有るだろう。

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一般道風な所から細い暗渠道に

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突き当りを右に

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JR中央本線をくぐる

ここから中央本線に沿って140メートル程右(西)、桃園川本流が同じく中央本線をくぐる。

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杉並学園脇(右)を通る

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一般道的雰囲気から、暗渠へ

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やや曲折を経て

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桃園川本流へ合流

桃園川緑道内手橋付近で、桃園川本流(緑道)に合流

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内手橋

天沼1丁目支流の合流点。

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