殿ヶ谷戸庭園
国分寺崖線と殿ヶ谷戸庭園
国分寺崖線は多摩川が削った河岸段丘で、武蔵村山市緑が丘付近から始まり、大田区の田園調布を経て同区嶺町付近に至るほぼ30Kmに及ぶ。それぞれの地で特徴的な景観を呈しているが、やはりそこに名が冠されている「国分寺」で取り分け趣のある風情を示している。殿ヶ谷戸庭園はその趣のある風情の一つだろう。
広いとは言えないが、JR国分寺駅南口の直ぐ前に広がる殿ヶ谷戸庭園は、国分寺崖線を跨いで武蔵野面と立川面に、それぞれの特徴的な景観を見せてくれる。
なお歴史的な経過や説明は公式サイトなどで。
殿ヶ谷戸庭園の湧水と野川
殿ヶ谷戸庭園の湧水は野川の水源ともなっている。
ただ受付で聞いたところでは、その水路は暗渠になっていて住宅街を縫っているらしい。今回はその水路を辿ることは見合わせた。
地形図
クリック、拡大表示でご覧ください。
撮影Map
クリックするとGooglemapと連動して表示されます。 (2018年、突然Googlemapでの表示が不調となり、解決の方法も有りません。しかしmap上の位置関係は判別できますので、引き続きそのまま表示します)。
正門
JR中央線国分寺駅南口から徒歩1分ほど、駅前の都道145沿いに入口が有る。
入口を入って
ここは国分寺崖線の上、武蔵野面。紅葉には少し早かったがそれでも中々の風情。
中央右奥、国分寺崖線で武蔵野面から急速に落ち込んでいる。
萩のトンネル
こどもの頃、野草くらいにしか見ていなかった萩が、今は一番奥ゆかしく好もしい。
既に花の時期は終わっていたが僅かに何輪かの花も見えた。
萩のトンネルから入口方向を振り返る。
崖線を降りる
国分寺崖線を降りる。
竹林と崖線の斜面
ハケの湧水と次郎弁天の池
国分寺崖線を降りて立川面に立つ。「ハケ」は崖線の呼び名。崖線に湧水は約束事。
ここを別荘地としたオーナーが健在の頃、豊富な湧水で池は澄み切っていたのだろう。
紅葉亭
もう少し時期が過ぎると、イロハモミジの紅葉が見事のようだ。
鹿威し
紅葉亭の直ぐ脇。
紅葉亭からの次郎弁天の池
武蔵野の花
「秋の七草」の一隅が有るが、時期的に既に見る影もない。最盛期には中々のものらしい。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://y-ok.com/mt-tb.cgi/759
コメントする