井草川水系-6(天沼支流(仮称))
「杉並地内水路網(暗渠の迷宮)全体像」も参照のこと
天沼支流(仮称)を辿る
杉並区、天沼地内に端を発する何本かの支流が集まり、鷺ノ宮駅の少し上流側で妙正寺川に注ぐ「暗渠の迷宮」を辿る。
地形図
全体の地形図はこちら
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撮影Map
クリックするとGooglemapと連動して表示されます。
2018年、突然Googlemapでの表示が不調となり、解決の方法も有りません(Googleの仕様変更かも)。しかしmap上の位置関係は判別できますので、引き続きそのまま表示します。
※ 井草川上流域全体のPhoto_mapリストは、こちら。
枚数が多い為、読み込みに時間が掛かります。
源流?
杉並区本天沼3丁目11辺りから源流っぽい暗渠跡が確認できる。しかも家1軒挟んで二本の暗渠道が並行に伸びる。
二本の暗渠道
上の写真は向かって左側(西)の暗渠道、下の写真は家1軒挟んで右側(東)の暗渠道。
どちらも50メートル程先で合流。
東側の暗渠道
この先で右折。
直進コースも雰囲気としては暗渠っぽい。この辺入り組んでいて実際どうなっていたか詳細は不明。
細い隙間を抜けて進む
道路にぶつかり、少し右に曲がった後直ぐ又、自販機の脇を入る。
細い暗渠道が再開
住宅を縫って。
通行していてもなんとなく人目が憚られるような軒先。
屈折を繰り返しながら住宅街を縫って続く。
ここで本天沼稲荷神社脇の、少し広い道に抜ける。
反対側から
本天沼稲荷神社
暗渠道は神社の裏をとおっている。
神社裏(北脇)を通る暗渠道
猿田彦神社からの合流
厳島神社脇の地点で、猿田彦神社辺りを源流とする一つの傍流が、写真正面(北)から流れ込む。
「猿田彦神社傍流」と仮称する。
猿田彦神社
一旦源流の猿田彦神社迄遡り、辿ってみる。
この先、天沼支流に合流
室生寺派天沼山蓮華寺
合流地点に戻り、直ぐの所にある蓮華寺。暗渠道はこの前を通って進む。
※ この蓮華寺から直線距離で1.4キロ程東、中野区大和町4丁目に同じ名前の蓮華寺がある。
暗渠道が続く
蓮華寺前の道路の先、車止めの有る暗渠道が続いて行く。
早稲田通り
早稲田通りにぶつかり、ここを右に曲がり、20メートル程先で再開する。
早稲田通りから再開する暗渠道
下井草いど公園
暗渠道は杉並下井草「いど公園」脇を通る。
園内に手押しポンプが有った。飲用不可だが水は出るようだ。この辺全体に谷地地形でもあり、地下水位が高いのかも知れない。
妙正寺川への放流
天沼支流(仮称)は写真左側から右側に続くのだが、杉並区下井草2丁目10のこの地点で、1本、妙正寺川への放流の痕跡が認められる。
対岸からの放流口
水が流れ出した形跡は殆ど認められない。
さらに続く天沼支流(仮称)
妙正寺川に並行して暗渠らしき道は続くのだが、「様子」だけでハッキリしたことは分からない。妙正寺川への放流口もこの先確認できなかった。
一応ここを通っている筈なんだけど。
妙正寺川
本天沼二丁目支流(仮称)
Google mapを見ていたら、ここまで辿って来た「天沼支流(仮称)」とは別に、下井草三丁目南端、本天沼二丁目信号付近に暗渠道が有ることが判明。本当にこの辺は「暗渠の迷宮」だ。
早稲田通りから始まる暗渠
早稲田通りが妙正寺川と交差する永久橋から東に約140メートル、早稲田通りの脇から暗渠道を確認。
妙正寺川への放流口
ここで写真左側に、妙正寺川へ放流する暗渠道が分岐。
暗渠は写真前方にも続いているが、地形的におそらくここで両方からの流れが合流して、一緒に妙正寺川へ放流されているのではないか?
対岸からの放流口
妙正寺川のここに出る。やはり普段水の流れはなさそうだ。
放流口から東側の暗渠道がバス通りを超えて続く
ただしどちらの方向に流れていたのかは不明。多分写真前方から後方に流れ、前掲の放流口で合流していたのではないか、と思われるのだが。
金太郎の車止め
バス通りから今来た暗渠道を振り返る。
金太郎の車止めは、暗渠の跡を共用空間とした杉並区の施策。ここに暗渠が有ったことの証。
道路にぶつかり暗渠道は終了(或いはここが開始点か)
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