羽村山口軽便鉄道跡-3(狭山丘陵、藪の中)
5号隧道から先のルートを探る
5号隧道
4号隧道(赤坂トンネル)までは遊歩道(自転車道)として整備されて、快適に辿れて来た「奇跡の一本道」-羽村山口軽便鉄道跡(同時に羽村堰から村山貯水池までの導水管敷)が、5号隧道でその先の立ち入りが不可になる。
トンネルの入口はフェンスで固く閉ざされ、トンネルの中も水浸しで、仮に入れたとしても進入は困難のようだ。
ここさえ通れるように整備しておいてもらえれば村山貯水池(多摩湖)迄直ぐだし、遊歩道(自転車道)全体の使い勝手も格段に上がるのに、と恨み言の一つも言いたくなるところなのだが、この先には多摩湖への給水設備が有ったりして、あまり一般の立ち入りは避けたいとの事情もおそらく有ってのことだろう。兎も角この5号隧道経由での進行は不可能だ。
と言うことで、今回反対側の西武球場側から探ってみた。
撮影Map
クリックするとGooglemapと連動して表示されます。 (2018年、突然Googlemapでの表示が不調となり、解決の方法も有りません。しかしmap上の位置関係は判別できますので、引き続きそのまま表示します)。
厳重に封鎖されている5号隧道
5号隧道を迂回して丘陵の上、多摩湖自転車道周遊コースに出たところ。この向こう側に隧道の出口が有ると思われるのだがやはりフェンスに阻まれてこの先立ち入り不可。
…と言うことで今回反対側、西武球場側から探ってみた。
今回のスタート地点
5号隧道から400メートル程の場所。水道局の施設が有る。おそらくここで羽村堰から地下導水管を通って送られてきた水が、多摩湖に放水されているのだろう。
出来れば5号隧道の出口からスタートしたかったのだが、ルートも分かりづらくこの先への立ち入りも憚られて、ここからのスタートとする。
多摩湖への放水路?
水道専用路
軽便鉄道分岐地点
ここで羽村山口軽便鉄道のかっての線路敷が分岐する。鉄道敷は写真右側の藪の中に入ってゆく。
5号隧道までは地下に導水管が埋設されている関係で地上部も遊歩道として整備され、非常に快適な遊歩道となっているのだが、ここは単に廃線跡と言うことで整備もされず藪に覆われている。それでも何とかそれらしい痕跡を辿って歩く。
6号隧道方向との分岐、村山貯水池(多摩湖)北側に続く廃線跡
ここで廃線跡は2本に分岐する。
左に行くと県道55線と、それに並行して走る多摩湖自転車道をくぐる6号隧道を経て狭山湖方向に向かう。おそらく狭山湖の掘削や堰堤工事に使われたのだろう。
右(下の写真)に行くと、村山貯水池(多摩湖)の北側を通って、貯水池東側に向かう。こちらは村山貯水池東側の堰堤工事などに使われたと思われる。
最初にこの、村山貯水池(多摩湖)北側に続く廃線跡を辿る
都道55号線、多摩湖自転車道にぶつかる
暫く行くと廃線跡は左側からの都道55線(並行して多摩湖自転車道)にぶつかる。同時に右側には多摩湖が迫り、この先このまま進行不可となる。
かっての鉄道敷はおそらくこの都道55と重なる形で敷設されていたと思われるので、一旦都道脇の多摩湖自転車道に上がり、進む。
その前に分岐点に帰って、6号隧道方向を歩いてみる。
玉湖神社脇から6号隧道
玉湖神社
5号隧道からのルートと6号隧道へのルートへは、玉湖神社脇から降りる。
玉湖神社から降りたところ
6号隧道へはフェンスの左側を進む
こちらは5号隧道方向。6号隧道はこの背後。
6号隧道
6号隧道は現在の都道55号線と、それに並行している多摩湖自転車道をくぐる、20メートル足らずのトンネル。
トンネルを超えて
都道55号線にぶつかる
この先進行困難。諦めて都道・多摩湖自転車道に上がって進む。
多摩湖自転車道
多摩湖自転車道は、多摩湖を周回するコースと多摩湖東南端から始まって境浄水場に続く直線コースが有る。
写真掲載のコースは多摩湖周回コースの一部だが、かっての羽村山口軽便鉄道のコースとおそらく重なる。
この下あたりに軽便鉄道が通っていたのだろうか?
村山上ダムを望む
村山貯水池のほぼ真ん中を貫くダム。
西部プリンスドーム南脇を通って
村山下ダム
今回ここまで
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