国分寺崖線の奥座敷深大寺-3(水生植物園、神代城址)
深い谷地の一角に広がる水生植物園
深大寺の南側に広がる谷地が、古多摩川が削った流路跡なのか、或いは豊富な湧水による谷頭浸食によってできたものなのか私にはわからないが、この低地域の一角に、周囲の湧水を集めての湿地が広がっている。
その湿地は今、神代植物園付属の水生植物園として、木道が整備されている。こちらは入園無料。
地形図
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撮影Map
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神代城址に繋がる台地の崖
上掲地形図を見て頂けば分かるように、国分寺崖線を深くえぐった谷地を挟んで、北側に深大寺と神代植物園が乗る武蔵野台地が広がり、反対の南側には、かって神代寺城が有った半島状の台地が立ち上がっている。この谷地はかって古多摩川の流れが刻んで残したものであろうが、門前市と水生植物園が広がっている。
下の写真は深大寺城址及び水生植物園に向かう途中。右側は深大寺城が有った半島状の崖。
水生植物園、深大寺城址入口
入園は無料だが、時間制限はある。午前9時30分~午後5時まで(入園は午後4時まで)
深大寺城址へもこの写真右側から入る。
園内は木道が整備
時期的(10月15日)に、夏の盛りを過ぎあまり花などは見れなかった。
意図的にかどうか、あまり几帳面に手を入れているという感じはしない。自然のままにやや近い様相。
今時珍しく、はさ掛けの稲が有った。
この水生植物園内で収穫されたものか?
花の表情
マンリョウ
春の水生植物園
下の4枚は2013年4月撮影
神代城址
水生植物園湿地の南側、高台の上に、かって深大寺城が有ったそうだ。
今そのエリアが、芝生広場、深大寺蕎麦の畑、雑木林の中の遊歩道などとなっている。
深大寺城址に続く道
そば畑
台地を登った広場の一角に「深大寺城 そば畑」が有った。
広さからして到底深大寺門前の蕎麦屋さんの需要を満たすものではないので、シンボル的なものか?
芝生広場
そば畑に繋がって芝生広場が広がる。神代植物公園芝生広場のススキのお化けが、ここにも有った。
4月の風景
広場においてある腰掛状のものは、深大寺城の柱跡に置いたものだそうだ。
深大寺城空堀址
深大寺城址の碑
芝生広場から林の中に入ったところに立っている。ここに第一郭が有ったらしい。
遊歩道
……と言うには殆ど雑木林と藪の中
南側の縁
半島状の台地の南側の縁。写真では分かりづらいが急こう配で落ち込み、野川に続いている。
この階段を上ると……、
休憩所
深山幽谷と言う風景の中に東屋風な休憩所が有る。3回ほど来ているが人が居たことが無い。
一人で居たら寂しいところ。第一蚊がまとわりついて長くいられない。
前に行ったとき(2015年11月)、後ろの枠と屋根状の設備が有ったが、今回は外されていた。
水生植物園に降りる
台地を降りると、下は水生植物園の湿地
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