井草川水系-5(南側から落合橋に流れ込む三本の支流)

 

暗渠の迷宮、三本の支流

妙正寺川のスタート落合橋。その名の通り二つの流れが合流(落ち合う)する様子が下流側から見て取れる。
写真右側は、既に見て来た井草川・妙正寺池からの流れ。左側が今回取り上げる、南からの流れ。

三つの支流

今回取り上げる水路は上流3本の支流が順次合流して、この落合橋では一つとなって妙正寺川に注いでいる。
三本の支流とは、上流(西側)から順に、

1、桃井原っぱからの支流「桃井支流(仮称)

2、六ヶ村分水柄杓屋口からの水路「柄杓屋口支流(仮称)

3、六ヶ村分水清水口からの水路「清水口支流(仮称)

である。

この中で、2 と 3は六ヶ村分水から取り入れている水路。1 も若しかしたら上流部で六ヶ村分水と関わっているのかも知れない。
それぞれの支流は途中で分岐・並行して流れたり、それが又合流したりで真に分かりにくい。撮影Map、或は地形図にプロットしてある水路(暗渠)図を参照してください。

 

YOKL7514.JPG

 

地形図

クリック、拡大表示でご覧ください。

井草川地形図-2.gif

 

全体の地形図はこちら

クリックすると拡大表示されます。全体が把握できるよう、巨大な図になっています。スクロールしながらご覧ください。
水路名などの文字をクリックすると、関連したページが開きます。

 

 

撮影Map

クリックするとGooglemapと連動して表示されます。

2018年、突然Googlemapでの表示が不調となり、解決の方法も有りません(Googleの仕様変更かも)。しかしmap上の位置関係は判別できますので、引き続きそのまま表示します。

井草-4_photomap.jpg

※ 井草川上流域全体のPhoto_mapリストは、こちら
枚数が多い為、読み込みに時間が掛かります。

 

 

 

六ヶ村分水柄杓屋口からの水路(仮称)

六ヶ村分水杓子屋口

青梅街道に沿って流れていた六ヶ村分水とそこからの取水口は現在、殆ど痕跡すら見られない。
写真左側に入った所に桃井公園が有り、その脇から水路跡(暗渠道)が確認できることから、位置的にこの辺が柄杓屋口辺りだと推測される。

 

※ 杓子屋口周辺の航空写真(Googlemap)はこちら

Y18_1785.JPG

 

 

桃井公園に至る道

上の写真から左側に入った所。前方右側奥、木立の脇に桃井公園がある。

Y18_1787.JPG

 

 

桃井公園と、確認できる上流端

杉並区桃井1丁目6、写真真ん中の通路が確認できる暗渠の最上部のようだ。

YOKL7980.JPG

 

桃井公園

桃井公園脇を通る。

YOKL7982.JPG

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ここで右折

YOKL7987.JPG

 

所どころ一般道を挟み、暗渠の痕跡を見失い、探しながら進む。

YOKL7989.JPG

 

合流

上流端から約400メートル、桃井原っぱ公園からの支流にぶつかり、合流する。

YOKL7991.JPG

 

一旦柄杓屋口からの水路から離れ、清水口支流清水口支流を、出発地点から辿る。

 

 

六ヶ村分水清水口からの分流

柄杓屋口から一つ下流の分水口、清水口からの水路を辿る。便宜上「清水口分流(仮称)」とする。

 

清水口

四面道交差点の直ぐ脇、環八通りに面して暗渠道が始まる。下流側から辿って来て初めてたどり着いた場所だが、そうでなかったら絶対分からないだろう。
右側の建物に記された「四面道配水場」が、ここが水路に関係している場所であることを明示してくれている。

※ 清水口周辺の航空写真(Googlemap)はこちら

Y18_1798.JPG

 

左の道を行く

YOKL7999.JPG

 

ハッキリした暗渠道に出る。

YOKL8002.JPG

 

一般道に紛れる

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ここで左折

この辺僅かな区間だが暗渠の痕跡が殆どない。歩き回ってそのつながりを探すしかない。

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暗渠発見

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分岐、そして平行進行

ここで右側にもう1本暗渠が分岐し、3~40メートル脇を並行して2本進む。
取り敢えず真っすぐ進む。

YOKL7379.JPG

 

桃井支流(仮称)に合流

桃井原っぱ公園からの支流のここに出る。

YOKL8011.JPG

 

分岐点に戻って

2枚上の写真の分岐点に戻り、もう1本の並行暗渠を辿る。

YOKL8015.JPG

 

清水森公園

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桃井原っぱ公園からの支流に合流

並行した2本の傍流が両方とも、合流した。

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一旦清水口支流からも離れ、桃井原っぱ公園からの支流を、上流端から辿る。

 

桃井原っぱ公園からの支流

桃井原っぱ公園

柄杓屋口、清水口からの水路とは別に、杉並区桃井3丁目に有るこの原っぱ公園から1本の支流が始まる。便宜上「桃井原っぱ支流」とする。原っぱを超えて更に上流方向に水路が有った可能性はあるが、確認できるのはここまで。
本当に何もない原っぱでその背後に高級マンション群が立ち並んでいる。この場所は案内板に有る通り、かって中島飛行機㈱の工場が建ち、戦後、日産自動車のものとなる。国産ロケット第一号の開発にも関係した場所で有るらしい。
現在跡地の利用が検討されているようだが、それまでの芝生広場と言うことだろう。

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「中島飛行機・発動機発祥の地」、「国産ロケット発祥の地」の碑

原っぱの一番近い所から直線距離で230メートル程、青梅街道桃井三丁目交差点脇に二つの石碑が建っている。

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桃井原っぱ支流(仮称)スタート

原っぱ公園からバス通りを挟んで直ぐ、暗渠道が始まる。

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中通公園

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杓子屋口支流(仮称)合流

緑道はこのまま進むのだが、ここで右の方から、杓子屋口からの水路(暗渠)が流れ込み、合流する。

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環八越え

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環八を超えて

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清水口水路(暗渠)合流点

六ヶ村分水清水口からの水路が、写真右から合流してくる。ここで三本の支流が最終的に合流、一本にまとまって妙正寺川に向かう

YOKL8012.JPG

 

 

合流した支流水路

 

杓子屋口支流、清水口支流、桃井原っぱ公園からの支流がまとまって、この先妙正寺川、落合橋に向かう。

YOKL8021.JPG

 

ここで又分岐、並行進行

ここで一時的に分岐し、並行に進む。並行水路が通る。分岐の片割れはこの左側25メートル程の所。最初にこのまま直進。

YOKL8023.JPG

 

左側分岐水路と再び合流

YOKL8025.JPG

 

左側暗渠

こちらは左側の暗渠道。

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道路を超えて

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突き当りを右に曲がって、最初の並行暗渠と一緒になる。

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ここで分岐した右側の暗渠が、写真右から合流し、妙正寺川に進む。

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妙正寺川が見えて来た

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妙正寺川へ

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対岸から

辿って来た暗渠の先はコンクリートで蓋をされていた。かってはここから妙正寺川に排水されていたのだろうか。それにしては少し小さいような気がするが。
いずれにしてもどこかの地点で落合橋へ流れ込むコースがとられているのだろう。

YOKL7394.JPG

 

落合橋

現在の排水路。

YOKL7514.JPG

 

そして妙正寺川

YOKL8041.JPG

 

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