野川-5(野川に注ぐハケ下湧水群巡り)

 

野川に並行してのハケ下湧水群

東京経大新次郎池、貫井神社弁天池、蹌踉泉園、野川公園自然観察園の湧水

元町用水合流から野川公園までの野川の姿は「>野川-4」参照のこと。
この区間は国分寺崖線の姿が非常にハッキリ刻まれている場所で、それだけに上掲「野川-4」と並行して崖線からの「ハケの水」が集中している。

 

撮影データMap

「野川-4」と共有

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地形図

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東京経済大学、新次郎池

鞍尾根橋

この>鞍尾根橋の左側に、東京経済大学の脇を通る長い「くらぼね坂」が続く。くらぼね坂の上り口手前を少し左に入った東京経済大学敷地に、野川源流の一つ「新次郎池」がある。

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くらぼね坂

左側、森を隔てて東京経済大学。
写真中央奥に「くらぼね坂」の由来の碑が立っている。

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くらぼね坂、名前の由来

今の道路は自動車の往来の為も有って経路を長くして勾配を緩やかにしている。かってはもっと急峻な坂だったのだろう。国分寺崖線の特徴をよく表している地名である。

写真右側のコンクリートブロック下に、新次郎池からの水路が始まり、野川に注ぐ。

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新次郎池

新次郎池は一般に開放されている。入り口は坂を下りた、通常無人の入り口(南門だったっけ?)から入れる。

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ハケ(国分寺崖線)を背に、新次郎池

自由に出入りできるのは良かったが、蚊の多さとしつこさには閉口した。8月は梅雨でもないのに雨続きであちこちに水たまりが残ったせいかも知れない。代々木公園の蚊が元でデング熱が発症したりしているので、今年は蚊の当たり年かも知れない。

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湧水元

池に注ぎ込む湧水は4つ有るとのことだった。数えてみたら3つしか確認できなかったが、池の出口にも一つ見えた。
季節的な要因が大きいのだろうが、湧水量も結構豊富。

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池からの出口と水路

通路の橋の下を通って流れとなる。この出口にも湧水が見られた。

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くらぼね坂の道路にでる水路

ここで東京経大の敷地から、くらぼね坂の沿いの水路に出る。

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前方、鞍尾根橋、水路は写真右側

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野川合流

鞍尾根橋の下で、新次郎池からの湧水が合流する。
ハケシタ湧水は季節によって湧水量の違いが顕著。今回は梅雨明けだったので比較的豊富だった。昨年3月(冬晴れ後の時期)に歩いた時には流量は皆無だった。参考までにその時の写真も掲載しておく。

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※ 2013年3月10日(冬晴れ明け)の状況

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貫井神社の湧水

弁天橋

鞍尾根橋から2本目、弁天橋。この橋の北側(写真左)約50メートル程の所に、野川源流の一つ貫井神社の湧水が有る。
元々貫井神社の湧水を「貫井弁財天」として祀ったのが、この橋の名前の由来だろう。
弁財天は元々インドの河紳に由来していて、日本でも水や水辺に関係する場所に祀られていることが多い。貫井弁財天も然り。

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貫井神社

貫井橋から50メートル程、国分寺崖線を背に貫井(ぬくい)神社。ここの湧水も野川源流の一つ。
かって豊富な湧き水が涸れることなく、「黄金井(こがねい)」と呼ばれたことから、小金井地名の由来となったとのこと。

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貫井プール

1923年(大正12年)~1975年(昭和50年)、貫井神社付近にこの湧水を利用した50メートルプールが有ったんだそうだ。その石碑が写真右側の「貫井プールの碑」。
それにしても冷たかっただろうな。

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本殿、ひょうたん型の池、神橋

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ハケ下から湧き出す清水

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池に注ぎ込む湧水

ここも前回(昨年3月)に比べれば、水量の差は歴然。

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※ 2013年3月3日の状況

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国分寺崖線と八雲神社

貫井神社と隣接して崖線上に八雲神社がある。崖線に湧水は付き物。湧水のあるところ神社・仏閣が集中している。

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境内外の滝と池

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境内前の流れ

上の写真の池と繋がって、境内の前を右に流れて行く。途中境内の池からの流れも加わる。
おそらく野川への放水路は2本有るようだ。1本は上の写真の池辺りから、もう1本はこの流れを右に行った先と思われる。

左に「貫井プールの碑」

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野川への合流

弁天橋を挟んで放水路が二つ開口していた。どちらも結構な水量が有ったから貫井神社からのものだと思われる。神社からの放水路が2本有るのではないか、と判断した所以。

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下流側

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滄浪泉園の湧水

貫井大橋と蹌踉泉園

貫井橋を通る新小金井街道を北(崖線方向)に約200メートル。崖線をくり抜くトンネルの脇に滄浪泉園が広がる。

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滄浪泉園入口

通常、入園料100円なのだが、「避暑にお出かけ下さい」とかで、9月いっぱい無料だった。
滄浪泉園の入り口は崖線(ハケ)の上に有るが、野川の水源である園内の湧水と池はハケの下に広がる。典型的な「ハケの水」。

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石畳を下ってハケ下へ

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湧水と池

東京経済大学新次郎池もそうだったが、蚊の多さには閉口した。管理人さんも「今年は蚊が多いので気を付けて下さい」と言っていた。

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湧水源の一つ

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園内から出る流れ

ここから暗渠で野川に通ずる。

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滄浪泉園からの、野川への放流口

季節がら水量も豊富で、子供たちの格好の遊び場になっていた。

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野川公園自然観察園の湧水

小金井街道に掛かる新前橋を渡って1キロほど、西部多摩川線を挟んで、広大な武蔵野公園と野川公園が隣接して、野川沿いに広がる。
下流側の野川公園には、自然観察園が有って慎重な管理のもとハケ下湧水群と遊水池を観察できる。夏には蛍も見れるようだ。
この湧水群も野川の有力な水源の一つ。
入園は無料だが、環境保全の為フェンスで囲まれて出入り口は1ヶ所。

自然観察園出入口

※ 2015/11/22 撮影

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ハケの森に広がる観察園

園内は湿原状態で木道が整備されている。

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湧水

崖線脇に幾つかの湧水。

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保護区

ホタル保護か、遊水地保護か、ここはフェンスで仕切られていて中に入れない状態になっていた。フェンスの上から撮影。

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野川への放水路

下流からの眺め。自然観察園から出て野川の土手をくぐり、野川に注ぎ込む湧水。

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土手に染みだす水

直ぐ左側は国分寺崖線。土手からも湧水が染み出していた。

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