野川-3(もう一つの源流、元町用水)

 

野川源流の一つ、元町用水

野川の水源・源流は、日立中央研究所大池と言うのが本来である訳だが、それと並んで、と言うかそれ以上に味わい深い源流が、国分寺駅からもそう遠くない所に湧き出している。真姿の池湧水群、或いは国分寺周辺からの湧水がそれ。その湧水を集めて野川に注ぐのが元町用水である。
今その流れの、主に上流部に沿った周辺は「お鷹の道」として雰囲気のいい散策路に整備されている。「お鷹の道」名前の由来は、この湧水群の清流沿いが、かって江戸時代尾張徳川家のお鷹場として指定されていたことによる、とのこと。

日立中央研究所大池からの水と、元町用水の合流点が国分寺駅から南、400㍍ほどの国分寺街道沿いに有る。ここで二つの流れが合流し、野川となって、さらに幾つかのハケ下湧水群の水を集めて流れる。

 

地形図

地形図、並びに撮影Mapは野川源流部ページで共用です。クリックして拡大表示でご覧ください。

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撮影データMap

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真姿の池湧水群

国分寺崖線を背に、絶えることの無い清水が湧き出している。
池のゴミを掃除している人がいた。又この湧き水をペットボトルに詰めて持ち帰る人も見かけたが、但し飲用には一度煮沸することが必要なようだ。

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武蔵国分寺公園

階段を上った崖線(ハケ)の上は、武蔵国分寺公園になっている。
この、舗装されていない広いエリアも、この下のハケの水に多少は貢献しているのかも。

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ハケの森とハケの湧水

「国分寺崖線」の名の通り、国分寺市内でその特徴を顕著に表す崖線。その崖線途中から湧水群を見降ろす。

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おそらく梅雨後の時期のせいだと思うのだが、湧水量も今日は豊富

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湧き出し口

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真姿の池と弁財天

真姿の池と言うのはこちららしい。その中島に弁天様が祀られている。

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野菜直売所

水源から流れに沿って直ぐの所に、野菜直売所が有る。何でも土地の旧家だそうで、この直売所も結構有名らしい。

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合流地点とお鷹の道

正面左側奥から流れて来た真姿の池湧水と通路が、左下側からの、武蔵国分寺境内等の湧水と合流、右に流れて元町用水となる。
流れに沿った道は「お鷹の道」として遊歩道に整備されている。自転車の場合押して歩くことになる。

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武蔵国分寺

お鷹の道の一番奥とも言える所に、武蔵国分寺が建っている。
この境内からの湧水も元町用水水源の一つ。真姿の池湧水群と並んでおそらく一番上流部に当たるのだろう。

かっての国分寺と今の国分寺

そもそも国分寺は奈良時代、聖武天皇の勅命で諸国に建てられた由緒あるお寺。その中でも武蔵国分寺は国分寺崖線を背に、その南側に広大な寺域を持ち、諸国の国分寺の中でも最大級の規模だったとか。
その後新田義貞による鎌倉攻めの戦乱によって灰燼に帰し、その跡の一部が「武蔵国分寺跡」として残されている。
現在の国分寺は、かっての広大な国分寺域の北隅にこじんまりとして落ち着いた雰囲気で建っている。
戦乱の際、唯一焼け残った薬師如来像を安置する為、新田義貞が寄進したのが薬師堂で、国分寺の金堂跡に建てられていたものを、江戸時代今の場所に移転したのだそうな。

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鐘門

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国分寺本堂

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境内内の湧水

境内には何ヶ所か湧水が見られる。
下の写真では見にくいが、左下に池が有る。立ち入りできなかったのでハッキリとは分からなかったが、正面奥に湧水元が有るのだろう。

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ここにも小さな湧水が

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武蔵国分寺跡

現在の国分寺から鐘門を通り真っ直ぐ言った所に、かっての武蔵国分寺跡の(多分一部だろう)遺構がある。場所を教えてくれた近所の人が「何もない所だよ」と言っていたが、本当に何もない所。

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お鷹の道

国分寺を離れ、水路沿いに続くお鷹の道を下る。雰囲気のいい遊歩道と休憩場所。
写真左側、国分寺境内。

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ここにも湧水が

個人敷地内らしく入ることは出来ないが、奥から結構な量の水が流れ出て合流している。

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湧水を集めて、流れとお鷹の道が続く

 

 

国分寺跡資料館と史跡の駅「おたカフェ」

国分寺からお鷹の道を少し下ると、左側に「国分寺跡資料館」、道の右角に史跡の駅「おたカフェ」がある。資料館の裏手に「おたかの道湧水園」があり敷地に湧き水が出て、やはり元町用水の水源の一つになっている。池の有る湧水保全地区は環境保全の為入ることは出来ない。

国分寺跡資料館は文字通り、史跡武蔵国分寺跡の紹介施設。入館料が湧水園と共通で100円。おたカフェで扱っている。

正面、国分寺跡資料館、手前右側、おたカフェ。

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湧水園裏手の湧き水

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お鷹の道に戻って

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真姿の池湧水群(左)からの合流点

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水路が生活に溶け込んでいた頃の風景

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「お鷹の道」、この辺で終わりか?

用水に沿っての側道が途切れる。縁を通って極力流れを辿る。

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途中、どうしても用水沿い進めない所が、僅かな距離だが1箇所有った。

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道路で迂回して、更に用水沿いに進む。

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通れる側を渡って歩く。この辺に来ると「お鷹の道」と言うイメージではなくなる。

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しかしこの「ほたるのすむ川」は、この土手を通る人を念頭にしての看板なんだろうか?

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切梁

用水上部のつっかい棒のようなものを切梁と言うのだそうだ。
石垣護岸からコンクリート護岸に替って切梁が掛る。途端に風情も無くなって下水路の雰囲気になる。切梁に片足を掛けながら用水の縁を歩く。

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前方、道路に出る

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道路に沿って歩く

用水は道路右脇。

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突き当り、道路から離れ再び用水の縁を歩く

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切梁の水路

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野川との合流点が近づく

前方、道路が見える。この道路を右に曲がれば直ぐに合流点。

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合流点

道路に出て正面が野川と元町用水の合流点。
元町用水は右側建物の入り口の下を潜り、僅かの間顔を出して又左側道路を潜って、正面で野川と合流する。

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道路を潜る

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合流

正面、四角の排出口。

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そして野川へ

源流からの野川と合流、脇の国分寺街道に掛かる1里塚橋を潜って新たに野川として流れて行く。

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