玉川上水-8(三鷹から牟礼橋)

 

地形図

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撮影マップ

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三鷹駅南口・三鷹橋

三鷹駅真下を斜めにくぐって玉川上水が南口で顔を出す。こう言う構造上、三鷹駅に地下は無い。
渋谷川の暗渠を地下に持つ渋谷の西武デパートや東急東横店が、地下売り場や連絡通路を持てない(西部デパートA館・B館)ことと共通だろう。石神井川を真下に流している王子駅ではどうなんだろう?

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橋の右詰めに手漕ぎポンプが飾って有ったが、当然使用不能。

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三鷹駅地下から顔を出す玉川上水。
(以下2枚の写真は、2015/3/22撮影のもの)

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分水口

堰と思われる構造物。死角になって見えないのかも知れないが、上流に分水口が有ると思われる。
※ こんな景色が目に入ったのは、季節が未だ草木が生い茂る前だったから。夏になると樹木に隠れて中々分からない。

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風の散歩道

三鷹駅から井の頭公園迄のこの通りは、「風の散歩道」と呼ばれ、特に豪邸・超高級住宅街と言う程ではないが、適度に洗練された建物が続き、真っすぐな道と玉川上水と相まって、上品な雰囲気を醸し出している。「風の散歩道」の命名も味が有る。
この少し先に、作家山本有三の邸宅跡があるが、山本有三と同じく、この地に住む人にとっての、多分愛着の地となっていることだろう。

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山本有三記念館

『路傍の石』などで知られる文学者。戦後貴族院勅撰議員に任じられ、貴族院廃止後参議院議員を1期務めたと言う。
彼が愛したこの屋敷と庭園は戦後GHQに接収され、その後も民間の研究所や文庫として使われ彼がここに帰ってくることはなかったらしい。現在は改装されて三鷹市山本有三記念館として一般公開されている。

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風の散歩道に戻って

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井の頭公園

都道114を超えて井の頭公園に入る玉川上水。114に架かる橋は「萬助橋」。

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井の頭公園エリアの玉川上水は、左右どちらの緑道を歩いても気持ちがいい。
……と言うことで両側を歩くことにする。

こちらは右岸入口。

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萬助橋からの玉川上水

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最初に左岸から

玉川上水左岸はそのまま広い井の頭公園に面している。

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井の頭公園と玉川上水

井の頭公園は紅葉最盛期だった。
この左前方、急激に落ち込んで井の頭池に繋がる。

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井の頭池

写真は池尻方向。この先神田川(神田上水)となる。

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玉川上水と井の頭池(神田川)との高低差

立川崖線を超え、水喰らい土をすり抜け、大曲を経て国分寺崖線を超えた玉川上水が、次の目標地点としたのは井の頭池だった。
当時既に井の頭池を水源とする神田上水が江戸まで通じていて、ここまで水を持ってくれば、兎も角江戸までの通水は確保されたと言える。

しかしこの案には大きな問題が有った。神田上水は自然の湧き水と水路を利用したもので地形的に一番低い場所を通っている。江戸まで通水したとして自然給水できるのは下町を中心とした一部エリアだけ。従って単純に神田上水に合流させる訳には行かなかった。
実際の玉川上水は、神田上水と並行しながら地形的に最も高い場所、分水嶺を辿るコース取りをしている。その高低差を可視化したのが下の図。玉川上水面と井の頭池水面と、約10メートルの高低差が有ることが分かる。

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玉川上水に戻って

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蛍橋と牟礼分水

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牟礼分水跡

蛍橋の少し下流、分水口跡と堰の跡が見える。
烏山川の一支流、水無川(中川)に助水していたものらしい。

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せせらぎの復活?

水無川取材の時には見つけられなかったが、今回分水口跡の直ぐ脇(右側)に小さな祠と、僅かばかりだが水の流れを見つけ、改めてここからの水路を確信した。勿論この水路は当時のものではなく、それを記念してのせせらぎ風水路と言うことだろう。

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水路はバードサンクチュアリのフェンスを越えて

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バードサンクチュアリの脇に通路が有った。若しかして牟礼分水跡の緑道か?

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玉川上水に戻って

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井の頭公園脇の、玉川上水左岸は取りあえずここまで。
一旦都道114の萬助橋に戻り、今度は右岸を歩くこととする。

 

 

玉川上水右岸緑道

こちらも歩いていて気持ちのいい緑道が続く。

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写真右側辺りに、上掲「せせらぎの復活?」のせせらぎと、おそらくそれを記念しての祠が有る。

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某宗教法人所有と思われる雑木林。私有地だろうが立ち入りは自由のようだ。

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新橋で左岸に変更

井の頭公園エリアを流れる玉川上水の、左右両側の緑道を歩いたので、牟礼4丁目に架かる新橋で一旦左に移り、しばらく左岸にコースを取る。

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新橋からの玉川上水

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玉川上水左岸緑道

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松影橋と雑木林

右岸に雑木林が見えてきたので、この松影橋を渡り、再度右岸にコース変更。この雑木林は法政大学中学校・高等学校に隣接している。

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井の頭橋

ここで再度左岸にコース変更。

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井の頭橋からの玉川上水

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東京都水道局 井の頭水源

左側フェンスの銘板に上記表示があったが、実際何をする所なんだろう?

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一般道から階段を上がり緑道に出る

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宮下橋

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東橋

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どんどん橋と牟礼橋

前方、都道14号線(人見街道)が斜めに横切る。
手前から、どんどん橋、牟礼橋が架かり、けやきの大木と道祖紳のようなものが有るのだが、現在、放射5号線道路の工事中で全容は見えない。

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パイプで通される玉川上水の水

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牟礼橋を超えて

緑道の左側に、放射5号線の工事現場が続く。
玉川上水の直ぐ脇を、あまり騒がしいことにして欲しくないのだが。

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今回、ここまで。

 

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