直立二足歩行の契機ー様々な直立二足歩行移行説
ヒト定義の第一要件である直立二足歩行は、どのような契機によって獲得されたのか?
その幾つかの主張、仮説を挙げておきます。
森林説
ヒト系統とチンパンジー・ボノボ系統との共通祖先が何であるか、ハッキリ特定されている訳では有りません(プロコンスルは一つの候補)が、森の中で生息していたことは確かでしょう。その森の中で二つの系統に分岐し、片方がヒトとなったとする説です。
この説の最大の弱点は、森と云う同じ環境の中で、どうして片方だけ直立二足歩行に至ったかの、説明がつかないことです。
種分化の為には、通常、地理的隔離、それに伴う生殖隔離が必要とされます。絶対条件と云う訳では有りませんが、若し隔離が無い時に種分化が起きたとすれば、そこには特別な説明が必要だとされます。
特に直立二足歩行は「普通では有り得ない、トンデモない設計ミス」な様式です。同じ環境=淘汰圧の下でこの分岐が有ったとすれば、尚更特別の説明を必要とするでしょう。
サバンナ説-イーストサイドストーリー
最も有力な「直立二足歩行獲得」仮説(でした)。
サバンナモザイク説
アクア説
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