2012年12月アーカイブ

 

猫も杓子も規制緩和

総選挙も最終盤、長引く不景気・デフレ対策が大きな争点となっているが、日本共産党を除く各党が口を揃えて「規制緩和」「競争原理の推進」を主張している。

素朴な疑問

この、新自由主義的「規制緩和」「自由競争推進」手放し肯定論に対し、言いたいことはいっぱいあるが、その前に先ず素朴な疑問。

  1. 規制緩和が不可欠だと言う人は、一体今、どんな規制が障害となって、自由な企業活動が妨げられ、経済の成長を損なっていると言うのだろう?
  2. 一体これ以上、日本のどこを規制緩和し、自由競争を推進したらデフレから脱却でき、景気が上向くと言うのだろう?

 

聞こえてくるのはスローガンだけで、項目を挙げての具体的な答えは誰からも聞こえてこない。
維新の会の石原代表が、政見放送の中で「例えば……」として唯一持ち出して来たのが、何と日本の会計制度が単式簿記だと言うこと。それで官僚がちゃんとした見通しを持てないんだと。
具体的に問われればこんなことしか挙げることが出来ない。「言うにコト欠いて」とはこう云うことだろう。呆れてモノも言えない。

デフレが続き、日本経済が落ち込んでいるのは事実だ。先進国の中で唯一「成長の止まった国」と言われて10年以上にもなる。
その間、一貫して政権を握り、やろうと思えば規制緩和でも何でも出来た筈のアレコレの政党とそこから枝分かれした連中が、選挙を前にして官僚に罪をなすりつけてのいい訳が、「規制緩和」のスローガンじゃないのか。

 

 

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ゴーゴーと音を立てて時間が通り過ぎ、師走も既に10日過ぎ。
ふるさと魚沼では吹雪のニュースがこちらにも流れて来る。東京も寒いには寒いが天気だけは宅配便で送りたいような晴天が続く。

それは兎も角、熱燗のおいしい時期です。
酒を大きく醸造酒と蒸留酒、二つに分けるとして、私は専ら醸造酒派です。夏は発泡酒を含む冷たいビール系。冬は熱燗。合間に時々ワイン、稀に紹興酒

蒸留酒のウイスキーは今全く飲まないし、焼酎も殆ど呑みません(貰えば呑む)。

山登りとビール

20年程前の一時期、丹沢とか奥多摩で日帰り登山に励んだことが有った。一番の動機は、勿論頂上で飲むおいしいビール。
大体リッター缶を2本担いで登るのだが、最初このビールで大失敗をした。

山にクーラーボックスなど担ぎ上げる訳には行かないので、凍らせた缶ビールを持っていったら山頂で丁度飲み頃になるんじゃないか、と思ったのだが、これがトンだ大間違い。
一旦凍らせたビールは、それも温まらないように新聞紙などで包んでおいたものは、丹沢程度の低山を登る時間では半分も解けていない。

最初に缶を開けた途端、その貴重な解けた部分は、シューっと泡になって全て飛び出してしまって、後には凍ったままのビールのかたまりが缶の中でゴトゴトしているだけ。
このかたまりは、いくら逆さにしようが振ろうが、タクッ、タクッっとしか出てこない。
何の為に、ここまで担ぎ上げたんだ、って悔しがっても既にアフターフェスティバル。

それに懲りて2回目からは、登山用品の店で買った銀色の保冷袋に、スーパーなどで貰う保冷剤をビールと一緒に入れて持っていった。
この保冷袋、今は100均でも買えるが、NASAの技術が使われているとかでなかなか優れもの。以降、汗をかいた山頂で冷たいビールを呑む、と言う至福のひと時を過ごすことが出来るようになった。

 

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