2013年12月アーカイブ

2013年12月17日付け、新聞赤旗記事からそのまま引用

フランスの遺跡に証拠

ネアンデルタール人が埋葬していたことを示す証拠が見つかった―。米国とフランス等の国際研究グループが、16日公表の科学誌『米科学アカデミー記要』電子版に発表しました。
埋葬の証拠が見つかったのは、フランス中部のラ・シャペル・オー・サン村に有る洞窟。この洞窟では1908年にネアンデルタール人の人骨が発見され、その様子から埋葬されたのではないかとされました。しかし、その後、埋葬を否定する見解が示され、はっきりしていませんでした。
研究グループは12年前からあらためて洞窟の発掘を行い、新たな人骨や動物の骨を発見しました。これらを調査した結果、人骨と動物の保存状態が明らかに異なることが分かりました。これは人骨が死後すみやかに埋められたのに対し、動物の骨が放置されたことを示すもので、研究グループはネアンデルタール人が埋葬した証拠だとしています。
ネアンデルタール人が埋葬していたかどうかを巡っては、イラクのシャニダール遺跡で1950年代に見つかった人骨の周囲に大量の花粉が見つかったことから埋葬されたとみられたものの、その後、花粉は小動物が運び込んだ可能性が高いと指摘されました。

 

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