2013年6月アーカイブ

豊田商事に始まりオウムや今に続く統一教会等の、いわゆる霊感商法、そして今年も被害額を更新している振り込め詐欺。

勿論一番悪いのはその仕掛け人たる加害当事者、つまり犯人だ。これは全くその通り。
しかしこれだけ繰り返しくりかえし、その犯行と手口が知られて来ている今、相も変わらずその手口に乗ってしまう「被害者」を、単に100%同情の対象としての被害者と見れるか?、私は些か冷やかになってしまう。

※ この点で、私は、TVのワイドショーや女性週刊誌の、視聴率優先・販売部数優先の興味本位、非科学的蒙昧垂れ流しを声を大にして弾劾したい。

宜保 愛子だの細木某女だのを無批判に、と言うより提灯持ちで登場させ、「水子霊」だの「前世の祟り」だの、或いは「心霊写真」だのと喧伝し、庶民の心情に霊感商法を受け入れさせる素地を作ったのはこれら、TVを中心としたマスメディアと女性週刊誌ではないか。
しかも、彼らはその被害の責任を一切取っていない。
だけでなく、被害者が出れば今度はその状況を取材のネタにして、さも第三者を装っての「報道」で売上に励む。

直接の犯行は加害者たる犯人だが、これらマスメディアはこの犯行に群がるハイエナじゃないか。って、実際のハイエナは単に自然の食物連鎖の一環で、この比喩はハイエナに対しても失礼極まる。ハイエナチャン、ごめん)

最初に霊感商法や振り込め詐欺の例を出したのは、同じことが政界で行われていて、もういい加減にその詐欺的手法に気がつけよ!、ってことを言いたかった訳。
そしてその中でのマスメディアの役割も又、同じようなもんじゃないか、って思わざるを得ない「今日この頃」。

 

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