http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201202230107.html
2012/11/16日付、日経新聞に以下の記事が有った。
50年前、南アの遺跡で発見
カナダのトロント大などのチームが、槍の先に付けて利用したものとしては最古となる約50万年前の石器を南アフリカで見つけたと、16日付の米科学誌サイエンスに発表した。
これまで見つかっているものを約20万年遡ると言う。チームは「ネアンデルタール人と現生人類共通の祖先が、槍作りの技術を発展させたのではないか」としている。
石器は南アフリカ西部の遺跡で210個が発掘された。先端部が鋭く尖っており、長さは2.8~12.3センチ。そのうち約30個で先端部や側面に砕けたような跡が有った。
チームは石器が実際に槍として使えるか調べるため、同じ石材で複製品を作製。柄を付けて動物の死骸を突くと刺さり、槍として機能することが分かった。
さらに顕微鏡で詳細に調べると、先端部に砕けた跡が多いことが判明した。物を切断する刃物にこうした特徴は無く、チームは槍の先に付けて使用した武器だと結論付けた。
最古の石器としては、少なくとも260万年前のものがエチオピアで発見されている。
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