善福寺川

 

善福寺池から神田川合流

善福寺池

善福寺の名の由来は、池のほとりにあった寺の名前に由来しているが、江戸時代に廃寺となっている。また、ややこしいが近辺に「善福寺」という名の寺が現在 あるものの、これは福寿庵という元々違う名前だった寺で、後年地名をとって改名した物であり、池の名前の由来にはなっていない(Wikipediaより)。

善福寺川の水源

善福寺池は、井の頭池、三宝寺池(石神井公園)と並び、武蔵野三大湧水池の一つ。上の池、下の池に分かれ合わせて善福寺公園として市民の憩いの場となっている。
池の水源は上の池西端から湧き出ている遅之井の湧水で、これが善福寺川の源流となっている他、池の直ぐ南側にある東京水道局杉並浄水所の水源にもなっている(Wikによると23区内で、井戸が水道の元になっているのはここだけとのこと)。

上の池エリアの入り口

上の池と下の池は、バス通りの道路によって二分されている。ここは上の池への入り口

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遅野井の滝

善福寺池、善福寺川の源流
上の池の西端に近い位置から湧き出して池に注いでいる。但し現在はポンプアップによるものだそうだ、が水は本物の湧水。

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湧水の決まりごと、崖下

武蔵野の湧水は殆ど決まって崖を背景にした所で湧き出している。ここも例外ではない。
なお、湧水には「崖線タイプ」と「谷地タイプ」があるが、善福寺池を含む武蔵野三大湧水池、或いは落合川源流の南沢緑地等は谷地タイプであり、殿ヶ谷戸庭園野川公園自然観察園深大寺大蔵三丁目公園等の湧水は崖線タイプとなる。

遅野井の滝は、この直ぐ右側

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弁財天

頼朝の創建とされる善福寺弁財天だろうが、それにしては質素。池の周りを早朝散策している人達が、ここで立ち止まって参拝していた。
Google mapでは、市杵嶋神社となっていた。

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上の池西端からの眺め

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逆に東端からの眺め

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下の池エリア

下の池の一部

下の池はヨシ等が繁茂、水質も上の池より悪そうに見えた。右側の巨木は、ラクウショウ(沼杉)。しかし>新宿御苑のように気根は見えなかったが。
この写真の右側に、下の湧出口が有る。

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池脇の湧出口

案内板も無かったし、水も澄んでいるとは言い難く、湧き水ではなく演出か?

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池尻(東端)からの眺め

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善福寺川

下の池の堰

善福寺下池の東端(左)から善福寺川が、写真右方向に始まる

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美野山橋

都市化とともに善福寺池に流入する水量が激減し、一時期上流部にはほとんど水が流れていなかったが、1989年(平成元年)からは善福寺池からの流出地点にあたる美野山橋のたもとより放水し、渇水を防いでいる。 この水は都の清流復活事業により千川上水へ通されている下水高度処理水を、上水の開渠部終了地点にて回収し、送水しているものである(Wikより)。

こう言う水のやり繰りは都内の河川で至る所に見られるが、それにしても千川は豊島区、結構離れている。「清流維持」も中々大変だ。

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善福寺川は両岸コンクリート護岸で、多少の変化は有るものの単調と言えば単調

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途中にこの案内板と共に、川底に円形の構造物が続く。何の為のものか分からない。

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遊歩道

善福寺川沿線の上流半分位は、このように細い遊歩道が両側に続く。もっと狭い所もあり、自転車がやっとすれ違う程度。
下流に行くと善福寺川緑地、和田掘公園等が両側に広がり、道も広くなる。

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原寺分橋下の湧水

遊歩道脇にこの湧水の案内板が掲示され、その下の川底から湧水が見える。武蔵野台地の湧水の簡潔で的確な説明。

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川底からコンクリートを突き破る形で湧き出ている

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JR中央本線をくぐる

南荻窪3丁目付近

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環八をくぐる

南荻窪四丁目付近

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善福寺川緑地

荻窪一丁目付近から、川の両側に公園・緑地が広がる。緑地は川沿いに和田掘り公園に繋がり、野球場や陸上競技場を含んで長く広いエリアの憩いの場となる。

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この辺、結構清流に見える。
途中の水草や川底の砂利など、汚れを吸着するのだろうか?

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和田掘り公園

善福寺川緑地に繋がる和田掘り公園。勿論川の右岸だけでなく左岸にも広がっている。

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和田掘池

左岸に広がるエリアに有る湧水池、和田掘池

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和田掘池の源流

池の北側から湧き出している。
ここでも湧水地の例に漏れず、崖を背景にしているし、この崖上には古代遺跡群が見られる(4枚下の写真)

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湧き出し口から行け方向を望む

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カワセミを狙う、レンズの砲列

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崖上の古代遺跡の碑

実際の茅葺ではなく、コンクリート製だと思われる復元住居が苦笑を誘う。

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右岸の崖上

今度は橋を渡って川の右側の崖に登る。こちらは相当な高低差が有る。

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大宮八幡宮

湧水地、三点セット

武蔵野の湧水地には、殆ど決まりごとのように「崖」「古代遺跡」「寺社」が付き物。三点セットと言っていいだろう。或いは「崖には『湧水池』『古代遺跡』『寺社』の三点セット」と言う言い方も出来る。
水の便の悪い武蔵野台地に有って、崖下は豊富な水が湧き、そこに古代から人が住みつき、神社・仏閣が栄える。

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本殿

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正面入り口から

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神輿の収納棟らしい

神輿の数も結構あったし、この他弓道場等も備えており、中々の規模の神社だった

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崖を降りて又川沿いを行く

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一部工事中で川沿いを辿れない場所も有った

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親水公園風な場所

しかし常時公開している訳ではなさそう

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東京都水道局和田ポンプ施設

建物には「取水施設」とあり、実際に長い水門のようになっていた。
善福寺川は住宅地の低地を流れる河川で、氾濫に悩まされた川らしい。その対策として、神田川・環七地下調節池(貯留量:54万立方メートル)を設置したとあるが、おそらくその取水口であろう。

神田川にも同じ取水口が有る

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立正佼成会拠点

信濃町の創価学会程ではなかったが、この辺から富士見橋に掛けて幾つもの建物が林立していた

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神田川との合流

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神田川

左奥は神田川の上流方向、右からの善福寺川と併せ、ここから二つの川は「神田川」に統一されて左後ろ側に流れる。

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和田見橋上から

左側の建物、立正佼成会佼成図書館

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富士見橋

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