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「小沢一郎不起訴」を検察が決めたらしい。嫌疑不十分、要するにクロと断定し公判を維持するには、証拠不十分と言うことだ。
これで小沢は幹事長続投、ことあるごとに「検察が嫌疑なしと認定、自分は潔白」と主張するだろう。
刑事責任は兎も角、政治的道義的責任も含めてシロで無かったら、政権与党の幹事長職は本来務まらない筈だからだ。

さっき、7時のニュースを見ていたら、鳩山首相が昨日、小沢一郎幹事長に対し「戦って下さい」と言ったことについて、それは「検察と戦うと言う意味では無い」旨の、弁明会見を報じていた。

私ごときが聞いても「こりゃ指揮権発動みたいだな」って、直ぐ分かるような重大発言を気軽にしておいて、問題が大きくなると又直ぐ訂正をする。
オバマ大統領への「トラスト ミー」もそうだが、発言の軽さは麻生以上かもしれない。「人生色々」の小泉もひどかったが。

小沢一郎と民主主義

小沢一郎絡みのトピばかりで、もういい加減食傷気味だろうことを承知で、私も辟易しながら又もや「小沢一郎」論を一発。

展開が急だ。
私が前回「説明無き小沢を嗤う」で、東京地検の一斉捜査に触れたのが14日だが、翌15日には現職国会議員の元秘書が逮捕され、今日までに3人が逮捕されている。
ここまでの急展開は14日の時点で、私も予想しなかった。

説明無き小沢を嗤う

又また小沢一郎の話題になってしまった。そのうち強力な「小沢軍団」から首を絞められそうだが、小泉にしろ阿部にしろ麻生にしろ、民意から離れた権力の動向は中々オモシロく、嗤いのネタには格好だ。

小沢の個人事務所や陸山会、及び鹿島など大手ゼネコンの本社・支店などに、東京地検の一斉捜索が入った。
小沢に対する任意の事情聴取要請を、本人が拒否したことを受けて、検察が踏み切ったらしい。

捜査の直接の結果がどう出るか、それは分からない。
内容が解明されると言う人もいれば、小沢は逃げ切る自信が有って、検察の言い訳としての捜索だと解説する人もいる。
自民党時代から続く、相も変わらぬ「金権政治」。
18日からの通常国会でも、鳩山首相の「子供手当」と並んで議論の焦点となるだろう。一体何時になったら国民は、そう言う低次元の問題から解放されて、国と国民が当面する差し迫った問題を、真剣に議論できる国会を持つことになるのだろうか。

民主党の「建前上のトップ」と「実質上のトップ」の両方が、政治資金の問題で深刻な疑惑の渦中にある。

鳩山首相は実母からの、月額1500万円、総額で12億円を上回るとされる「子供手当」。一体これを何に使ったのか?、総理の座を金で買った、と言う構図ではないのか?
小沢一郎は土地購入をめぐる辻褄の合わない4億円をはじめ、帳簿に載っていない金額が17億円に上ると言うし、旧自由党解散にまつわる15億円も取りざたされている。

今ここで「金の問題」には立ち入らない。
問題は双方とも、国民に対し殆ど説明責任を果たしていない点だ。いや、出来ない、と言った方が良いんだろうな。
小沢一郎の専横さが目に障る。
民主党は、今回の衆院選で史上最大の308議席を獲得し、その幹事長として小沢は事実上鳩山民主党を牛耳っている。
鳩山首相を"二人羽織"で後ろから操り、宮内庁長官を恫喝しながら天皇の会見慣例も破り、内閣法制局の見解を国会から締め出し自身の解釈で通そうとする。
小沢にとって自分がやろうとして出来ないことは無さそうに見える。今や権力の頂点、と言ったところだろう。

小沢が得意の絶頂に居た時が、過去にもう一度ある。
1991年当時、経世会の会長代行だった頃の、海部の後継総裁を争った宮沢喜一・渡辺美智雄・三塚博を自分の個人事務所に呼びつけたとされる、いわゆる「小沢面接」の時だ。
今、その時と比べてさえ小沢の権力は強大であるかのように見える。

しかし人は自分の一番得意な分野で、それもその絶頂期に転びやすい。
天皇の、中国要人会見問題がかまびすしい。

ことの本質は、時の内閣の恣意的な見解や方針によって、天皇の国事行為と言う、憲法上の規定、特に今回の場合、外国の特定の国への扱いに優先順位が付けられてはならない、と言うことに尽きる。

右翼だからどうの、左翼だからどうのと言った矮小化された問題じゃない。
戦前から戦争にかけての、深刻な総括の結果生まれた日本国憲法の、大事な原則だ。

(国民の意思である)選挙の結果出来た政府・内閣に、(公僕たる官僚の)宮内庁や(国民統合の象徴)である天皇も従って当然だ、と言う小沢一郎の論法は、その点で極めて危険だ。
選挙に勝ったからと言って、その後何をしても良いと言う、白紙委任を国民は与えている訳ではない。
ヒトラーのナチも、その出発点は、民主的な選挙によってだった。

勿論そんなことは、小沢も百も承知の筈で、承知の上で宮内庁長官を恫喝している。
おそらく小沢の本心は次のようなことだろう。
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